羽田空港第1ターミナルとは?
B1階~6階、そして屋上がある「羽田空港第1ターミナル」は、国内線が発着するターミナルです。到着・出発ロビーに加えて多種多様なショップ・レストランが展開しており、飛行機を利用せずとも楽しむことができます。羽田空港にはこの第1ターミナルのほかに、国内線が発着する第2ターミナルと国際線が発着する第3ターミナルがあります。
第1ターミナルの3階~6階は吹き抜けになっており、雑貨や文房具、書籍、衣料品、ファッションアイテム、ジュエリーなど幅広いジャンルの商品が販売されています。商品のラインナップがデパートのように充実しているので、飛行機が出発するまでの間、ここでは買い物をしながら観光気分を味わえるでしょう。
5階と6階には貸し会議室やホールがあり、ホールでは結婚披露宴が開かれることも。空港にしては少し珍しい施設ですが、特に飛行機好きから人気を集めているそうです。
また、第1旅客ターミナルと第2旅客ターミナルは同じ国内線ターミナルですが、発着する航空会社が異なります。ターミナル間は少し距離があり、ターミナルを間違えるとフライトに間に合わない恐れがあるので、事前にしっかりとチェックしておくのがおすすめです。
逆に時間がある方はターミナル間で走行している無料の連絡バスを使って他のターミナルも利用してみましょう。ターミナルによって販売されているお土産や飲食店も違うものが揃っています。また2023年に第3ターミナル直結で「羽田エアポートガーデン」という商業施設もオープンしていて見どころたっぷりです。
羽田エアポートガーデンをレポートしている記事はこちら
- 日本航空(JAL)
- スカイマーク(SKY)
- スターフライヤー(SFJ/福岡線・北九州線・関西線・山口宇部線)
- 日本トランスオーシャン航空(JTA)
注意しておきたい点が、第1ターミナルで利用できるスターフライヤーの路線は福岡線・北九州線・関西線・山口宇部線のみということ。航空会社が同じでもターミナルが違うケースもあるので、国内線のフライトを利用する際は忘れず確認しておきましょう。
見どころ
空港らしさが満載な展望デッキ
羽田空港の魅力といえば、飛行機の発着数が国内でも圧倒的に多いこと。駐機場に停まっていたり、滑走路を移動していたりする機材も多く、時間を問わずいつでも飛行機を眺められます。
第1旅客ターミナルは6階と屋上に西向きの展望デッキがあり、一部エリアは屋根付きのため雨が降っていても心配ありません。晴れた日であれば、富士山や日本アルプスを望めることもあります。
またデッキの右側には川崎エリアの工場群が目に入り、ロマンティックな工場夜景と飛行機を一緒に眺めることが可能です。夜に出発するフライトを利用する方や空港でデートをする予定の方は、美しい夕日をしっかりと押さえておきましょう。
また、6階の展望デッキにある「スカイステーション」では軽食を販売しています。東京地ビールやアルコールにぴったりなおつまみが提供されるほか、オリジナル商品の「スカイドッグ」が特に人気の商品です。飛行機が空へ舞い上がる様子を眺めながら、贅沢なひとときを堪能してはいかがでしょうか。
※2023年7月現在「スカイステーション」は臨時休業中です。8月27日までスカイステーションの場所で期間限定サントリー生ビールビアテラスが営業されていました。
東京のお土産が手に入るショップ
旅行や出張で東京に訪れるなら、帰りにお土産を買っておきたいもの。空港で旅の最後に買えば、旅行中は大荷物に悩まされることもありません。羽田空港には東京を代表するお土産が豊富に販売されているので、早めに空港へ訪れて、お土産をじっくりと探す時間を確保しておくのがおすすめです。
第1ターミナルでは出発ロビー1階にお土産ショップが集まっているので、出発前に定番商品をサクッと購入するのも一つの選択肢。荷物を預けるチェックインの前にお土産を調達して、そのままキャリーケースに詰め込むのも良いでしょう。
空港限定商品や、定番品でも限定パッケージが販売されているので、必ずチェックしましょう!
空港で買えるお土産を調査した記事はこちら
お土産店が並ぶ出発ロビーには他にも「HANEDA Sports」もあります。読売ジャイアンツの公式ショップもあり、野球ファン必見の公式グッズが手に入ります。ファンの方であればこういったものをお土産にするのも喜ばれそうです。
デパートのようなショッピングエリア
第1ターミナルにはデパートのような豪華なショッピングエリアがあり、何も買わずウインドウショッピングだけでも楽しめるのが魅力。フライトまでの時間、ふらふらと散策するのもおすすめです。
ユニークな商品が集まる「南青山shosaikan」
ユニークな雑貨が揃う「南青山shosaikan」は、アンティークの小洒落た文具やブランド物の高級感ある文具、旅行に便利なグッズなどが手に入る面白いステーショナリーショップです。
少年に戻った気持ちになれる「童心 Juveniland TOKYO」
フィギュアをはじめとした、大人が夢中になるおもちゃが並ぶ「童心 Juveniland TOKYO」。高価だけどどこか懐かしいブリキのおもちゃや愛らしいぬいぐるみなど、ほかでは手に入らない貴重なアイテムが盛りだくさんです。
羽田でのんびり過ごそう「THE HANEDA HOUSE」
「THE HANEDA HOUSE」は2018年にオープンしたスポットです。「通過する場所から滞在する場所へ」をコンセプトに、スポーツや飲食、ショッピング店舗などが揃っていましたが、残念ながらコロナの影響で現在は休業しているお店が多いです。
ただ、エリアは開放されており、休憩スペースが存分にあるので、のんびり過ごしたい方はこちらでのんびり過ごすのもおすすめです。目の前は滑走路!というナイスビューの休憩スポットもありましたよ。
今回は現在営業されている、おすすめのお店2店舗をご紹介します。
LUXURY FLIGHT 羽田空港本店
こちらのお店はフライトシミュレーターの体験施設です。旅客機の操縦席を可能な限り忠実に再現した本格的なものとのこなので、興味がある方には是非足を運んでほしいスポットです。店内には大きな窓があり、そこからは滑走路が一望できます。
スターバックスコーヒー羽田空港第1ターミナルTHE HANEDA HOUSE5階店
実は第1ターミナルには2つのスタバがあります。1つは3階のマーケットプレイス内にあるもの。そしてもう1つがこちら、THE HANEDA HOUSEエリアにある店舗です。こちらも窓の外は滑走路というナイスロケーション。電源もあるので、多くの方が飛行機を見ながらPCの作業をされていました。
「ファーストキャビン」で早朝のフライトに備える
1階の到着フロアには、カプセルホテルの「ファーストキャビン」があります。飛行機の「ファーストクラス」をコンセプトに掲げており、ファーストクラスに乗っているかのような体験ができます。
大浴場やコインランドリーもあるので、出発前に気分転換をしてから飛行機に乗ることも。早朝出発のフライトを利用する場合はスタッフが起こしてくれるので、朝が弱い方でも乗り遅れの心配がありません。
また、ファーストキャビンは宿泊しなくても利用できるのがうれしいポイント。日中は時間単位での利用もでき、さらに電源やWifi、大浴場、シャワーなどを利用できるので、ほっと一息つきたいときに活用するのがおすすめです。
旅行の安全を祈る「羽田航空神社」
第1旅客ターミナル1階到着階には、「羽田航空神社」という神社もあります。空の安全を祈願する空港らしいパワースポットで、新橋にある航空神社の御分霊として1963年に創建されました。第1ターミナル1階の奥まった場所にあり、またとても規模が小さい神社なので、ぜひ注意深く探してみてください。
安全祈願のほかには厄除けや仕事運など、さまざまなご利益があります。羽田空港のパイロットのなかには、フライト前に参拝していく人もいるそう。また「航空安全=落ちない」という考え方から、受験生たちからも評判を呼んでいます。安全な空の旅を祈って、搭乗前にここで手を合わせてはいかがでしょうか。
旅の前の腹ごしらえに最高なグルメ
cuud
2016年、第1ターミナル2階にカレーうどん専門店の「cuud(クウド)」がオープンしました。おしゃれで大人な雰囲気が特徴で、和風だしとスパイスを組み合わせた絶品カレーうどんを味わえます。
ご飯やピクルスもセットになっており、カレーの味を自由に変えられるのも魅力の一つ。2022年4月時点では羽田空港にしかないお店なので、ほかでは出会えないこだわりのカレーうどんを堪能してみてください。
Hitoshinaya
2階で営業する「Hitoshinaya」は、あさごはん・華ちらし・十割そば3つのお店を集めたエリアです。ここでは「だし」に重きをおいたあさごはんや、旬の食材を意識した華ちらしなどを味わえます。朝だけでなく昼間や夜も営業しているので、時間を問わず落ち着く朝ご飯メニューを味わいたい方はぜひ立ち寄ってみてください。
赤坂うまや うちのたまご直売所 羽田空港店
「赤坂うまや うちのたまご直売所 羽田空港店」は羽田空港 第1ターミナルビル B1Fにあるたまご専門店です。このお店では、親子丼、たまご丼、たまごがけごはんを食べることができます。空港内の飲食店は混雑していることが多いのですが、こちらの店舗は回転が速くサクッといただくことが出来ました。急いでる方に特におすすめのお店です。
編集部が実際に食べてみたレポートはこちら
東京シェフズキッチン
お子様連れにおすすめしたいのは同じく地下1階にあるフードコート「東京シェフズキッチン」です。ピークの時間帯はもちろん混雑していますが、全く座れないという感じではありませんでした。銀座のとんかつ専門店「梅林」や浅草の洋食屋「ヨシカミ」といった東京の名店も入っているのもポイントです。
編集部が実際に食べてみたレポートはこちら
搭乗ゲートでも美味しいグルメを堪能
又こい家 羽田店
第1ターミナル2階、出発ゲートの中にある「又こい家 羽田店」は、誰でも気軽に利用できる寿司屋です。テーブル席のほかに立ち食い席もあり、握りたての新鮮なお寿司やどんぶりメニューを味わえます。価格帯は1,000円~2,000円程度とかなりリーズナブルなので、あまり緊張せずお寿司を味わいたい方にぴったりです。
五穀豊穣 蔵一
「五穀豊穣 蔵一」は、手作りのおにぎりと味噌汁のセットを低価格で購入できるお店です。搭乗ゲート内で営業しているので、お店に入る時間がない方はおにぎりを購入して搭乗待ちの時間帯や飛行機の中で食べるのも良さそうです。
施設情報
羽田空港第1ターミナル
【所在地】東京都大田区羽田空港3丁目3
【営業時間】店舗により異なる
【公式ホームページ】公式ホームページはこちら
アクセス情報
電車で行く場合
「羽田空港第1・第2ターミナル駅」まで
- 「品川駅」から京急本線エアポート快速で約13分
- 「浜松町駅」から東京モノレール空港快速(羽田空港第2ターミナル行)で約13分
「羽田空港第1・第2ターミナル駅」下車後の流れ
- 羽田空港第1・第2ターミナル駅を下車したら、第1ターミナル方面の改札へ向かいます。電車の後方車両側の改札です。
- 改札を出たらそのまままっすぐ進んでエスカレーターでB1階へ向かいます。(エレベーターもあります。)
- エスカレーターを降りたら、B1階に到着するので、エスカレーターかエレベーターを使って出発階へ移動します。乗るエスカレーターによって到着階が異なるので注意しましょう。
「羽田空港第1ターミナル駅 」下車後の流れ
- 東京モノレール羽田空港第1ターミナル駅 には、改札が2つあります。この2つは、両端に位置しており、ウイングに合わせて乗車位置や改札を選ぶことをオススメします。
- 改札を出たら、改札近くにあるエスカレーターで上の階へ。写真は中央にあるエスカレーターです。乗るエスカレーターによって到着する階が異なるので注意しましょう。
バスで行く場合
- 渋谷駅から京浜急行バスまたは東京空港交通で約40分
- 豊洲駅から京浜急行バスまたは東京空港交通で約30分
車で行く場合
- 高速湾岸線(西行)空港中央出口から
- 国道357号線から
ターミナル間の移動方法
羽田空港には国内線のターミナルが2つあるほか、国際線のターミナルもあります。航空会社によってターミナルが変わるため、うっかりとターミナルを間違えないよう注意しましょう。
そこでこちらでは、ターミナル間の移動方法をまとめました。ターミナルごとに雰囲気が違うので、時間がある方は空港を散策してみるのもおすすめです。
第1旅客ターミナルから第2旅客ターミナルへ
【所要時間】約3分
【運行時間】5:00〜24:00
第1ターミナル1階8番乗り場から国内線間バスに乗車。約3〜5分間隔で運行しています。
第1旅客ターミナル・第2旅客ターミナル間は、地下の連絡通路を使って移動できます。長さは約400メートルで、動く歩道の利用が可能です。
【行き方】
- B1階に降り、さらに京急線へ向かうエスカレーターで地下へ降ります。
- 京急線改札の近くに、連絡通路があります。
第1旅客ターミナルから第3ターミナルへ
【所要時間】約5分
【運行時間】5:00〜24:00
第1旅客ターミナル1階8番乗り場から国際線間バスに乗車 約4分間隔で運行しています。
無料連絡バス乗り場までの行き方
- 到着ゲートを出たら、ターミナルの中央のバス停出口へ向かいます。
- 中央のバス停出口を出ます。
- 出てすぐのところに、無料連絡バス乗り場があります。国内線第2旅客ターミナルへも、国際線旅客ターミナルへもこちらから行くことができます。