スンドゥブとは
「スンドゥブ」の“ドゥブ”は豆腐という意味。ここに“スン”がつくことで、やわらかい朧豆腐という意味になります。そして、この韓国の純豆腐をメインの具材として入れた鍋料理が「スンドゥブチゲ」です。
「スンドゥブチゲ」は辛めの味付けが一般的ですが、卵を入れることでマイルドな味わいに。家庭や食堂によって具材や味付けが異なるのが特徴で、昔から韓国人に親しまれているメニューです。
中には何が入っているの?
スンドゥブチゲの豆腐は淡泊な味なので、どんな具材とも合いやすく、一緒に煮込まれるものは様々です。あさりや貝などの海鮮や豚肉、野菜、きのこなど、使う具材によってスープの味も違います。最近ではチーズやおもち、ラーメンを入れるなど、イマドキにアレンジしたスンドゥブチゲも多いのだとか。
おすすめのスンドゥブチゲ店8選
清潭スンドゥブ 本店
「清潭スンドゥブ」は芸能事務所が近くにあることから、多くの芸能人も利用する人気店です。
本店の1番人気のメニューは、海鮮スンドゥブチゲですが、最近は「ハムチーズスンドゥブ」や「明太子スンドゥブ」のような斬新なメニューも評判になっています。
ハンソン食堂
ソウル市庁駅の近くにある「ハンソン食堂」。
定番人気はスンドゥブスープではなく「チゲ」ですが、豆腐やトック(韓国のおもち)、そうめん、キャベツやウリなどの野菜が入った辛いお鍋は絶品!平日のお昼間は会社員の方々でいっぱいになることも。徳寿宮から近いので、観光の前後に立ち寄るのも良いでしょう。
イェジ粉食
明洞にある「イェジ粉食(イェジプンシッ)」は、『リーズナブルに絶品韓国家庭料理が味わえる』と評判のお店です。
日本のテレビでも紹介されたこともあり、日本人観光客もよく訪れています。マイルドな辛さでアサリの出汁がよく効いているスンドゥブは、日本人の口にもよく合うでしょう。
チョンウォンスンドゥブチョッパル 本店
「チョンウォンスンドゥブチョッパル 本店」は、市庁駅にあるスンドゥブの老舗店で、お昼になると会社員の人でいっぱいになる人気店です。
看板メニューは豚肉、牛肉、牡蠣の3つのスンドゥブチゲでですが、特におすすめは濃厚な牡蠣の味が口にいっぱいに広がる「牡蠣入りスンドゥブチゲ」!訪れた際はぜひチェックしてみてください。
北倉洞スンドゥブ 本店
「北倉洞(プッチャンドン)スンドゥブ」は、スンドゥブチゲ専門のチェーン店です。
人気は「海鮮スンドゥブ」や「ホルモンスンドゥブ」。卓上にはカゴに盛られた卵が置いてあり、スンドゥブに入れると味がマイルドになります。他にもスンドゥブと一緒に釜飯や数種類のおかずが定食として提供されるので、大満足できる一食になるでしょう。
トゥッペギチッ
「トゥッペギチッ」は、韓国の伝統的な土鍋でチゲメニューを提供するお店です。
スンドゥブチゲの他にも「味噌チゲ」や「タニシの味噌チゲ」「キムチチゲ」の4種類があり、どれも美味しいと日本人にも人気です。豆もやしが入ったごはんにおかずをのせて、チゲの具やスープをかけてビビンバにして食べるのが韓国風!
オンマウル
忠清南道(チュンチョンナムド)扶余(プヨ)の大豆を使って作られる豆腐を使用する「オンマウル」。添加物を一切使わず、その日使う分だけ作るこだわりのお店です。
「オンマウル」のスンドゥブチゲは辛味が少なく上品なスープなので、女性にも人気が高いとのこと。あっさりしたスンドゥブを食べたい方はぜひ行ってみてくださいね。
ソナムチッ草堂スンドゥブ
最後に紹介するのは江原道(カンウォンド)の人気観光都市・江陵(カンヌン)にある「ソナムチッ草堂(チョダン)スンドゥブ」です。スンドゥブ専門店が集まる「草堂スンドゥブ村」内にあります。
「ソナムチッ草堂(チョダン)スンドゥブ」はスンドゥブ専門店が多く集まる草堂スンドゥブ村のなかでも、素朴で家庭的なスンドゥブが味わえると評判のお店。草堂地区の豆腐はにがりに海水を使うのが特徴で、「ソナムチッ草堂(チョダン)スンドゥブ」はその豆腐を毎日その日に提供する分だけ作っているとのこと。とても新鮮な豆腐とピリ辛スープが相性抜群の寄せ鍋は、お店定番の人気メニューです。