【サンシャイン水族館】空飛ぶペンギンや国内最大級のクラゲ展示など都心の屋上に広がる癒やしの空間

目次

サンシャイン水族館とは?

サンシャインシティ
サンシャインシティ

都会のど真ん中・池袋にある5つのビルからなる複合商業施設「サンシャインシティ」。その中の1つであるワールドインポートマートビルの屋上に広がるのが「サンシャイン水族館」です。館内は「天空の旅」「水辺の旅」「大海の旅」の3つのエリアで構成されています。

都会の中、しかも空が近い空間で、海の生き物たちを間近に見たり、水の世界に癒されたりと、様々な体験が楽しめます。JRや地下鉄の駅からのアクセスの良さも魅力の人気観光スポットとなっています。

天空のペンギン
天空のペンギン

1978年の開館以来、クリオネやデンキウナギといった珍しい海の生き物を紹介するなど、魅力あふれる展示が話題となってきました。

2017年7月には屋外エリア「マリンガーデン 天空の旅」がリニューアルオープン。まるで大都会の空を飛ぶように水の中を泳ぐペンギンの姿を見ることができる「天空のペンギン」は、世界初、ここでしかみられないダイナミックな展示です。開館して40年以上経つ今なお、多くの人々が訪れています。

日本で初めてサンゴ礁が生息する海域の環境を水槽で再現したのもサンシャイン水族館です。また、マンボウやエイといった大型の水棲動物のほか、カエルやヘビ、カメの仲間、哺乳動物といった水辺に暮らす生き物まで、生息地にできるだけ近い環境を再現した形で飼育されています。水族館に暮らす生き物たちを更に身近に感じたり観察できるイベントなども開催されています。

池袋の夜景
池袋の夜景

昼間、活発に動き回る生き物たちを観察するのもよいですが、夜になるとマリンガーデンはライトアップされ、昼間とはまた違う落ち着いたロマンティックな雰囲気の館内を回ることができます。(夜間の展示は生体保護のため営業終了時間より前に終了するところもありますので注意しましょう)。

見どころ

「マリンガーデン 天空の旅」でここだけの景色を楽しむ

草原のペンギン
草原のペンギン

屋外の「マリンガーデン 天空の旅」は、ヤシの木が茂り、南国の雰囲気が感じられる空間です。まず目に飛び込んでくるのはリング型の水槽「サンシャインアクアリング」。サンシャイン60ビルをバックにアシカが気持ちよさそうに泳ぐ姿を真下から楽しめます。泳ぐアシカをお腹側から見られる体験はなかなかありません。

奥へと進んでいくと「天空パス」では頭上に大きなモモイロペリカンの迫力ある姿が見られます。また、水中で獲物を捕まえたり、地上では遊んだり、昼寝して過ごす、愛らしいコツメカワウソの様子を見られるコーナーも。

南アフリカ・ケープタウンに暮らすケープペンギンたちの暮らしが垣間見られる水槽も。草原をよちよち歩く姿はなんとも可愛らしいです。岩場には巣穴もあります。じっくり観察すると仲の良い夫婦を見つけたり、子育てする様子が見られるかもしれません。

オーバーハングした水槽を見上げると、まるで高層ビルに囲まれた空をケープペンギンたちが飛んでいるような不思議な景色に出会える「天空のペンギン」は、このエリアでも一番の見どころです。

「大海の旅」で幻想的な海の世界を満喫

サンゴ礁の海
サンゴ礁の海

開放的でゆったりとした南国の雰囲気の屋外エリアからは一転、海中に潜ったかのような静かで幻想的な世界が広がっているのが、本館1階の「大海の旅」です。入ってすぐ目に入るのは「サンゴ礁の海」。様々な海の生き物の隠れ家や産卵場所ともなっているサンゴ礁は、近年、様々な影響から減少の一途をたどっています。

サンシャイン水族館では沖縄県の恩納村と協力してサンゴ礁の再生に向けた取り組みを行なっていて、恩納村産サンゴの常設展示もしています。サンゴ礁が作り出す神秘的な空間を眺めながら、生命の共存やSDGsについて考えたり、学んでみるのもいいですね。

順路を進んでいくと、透き通った青い海、サンゴ礁と白い砂の海底が広がる南国の海をイメージした大水槽「サンシャインラグーン」に到着です。小さな魚たちが集まって泳ぐ姿は躍動感があります。また、ヒレをゆったりと動かしながら泳ぐ大きなエイが水槽のガラスにぶつかりそうなほど近くにやってくる姿は、迫力があって見逃せません。

南の海の生き物たちの姿を間近に見ようと多くの人が集まる、館内でも特に人気スポットの1つです。水族館では「サンシャインラグーン」の上から水槽内の魚たちにお手製のエサをあげる体験ができるイベントも開催しています(定員制、有料)。

ふわりうむ
海月空感(くらげくうかん)

更に進んでいくと、一番奥にあるのがゆらゆらと水の中を漂う美しいクラゲが眺められる「海月空感(くらげくうかん)」が。水槽の形や照明や音などにもこだわり、クラゲの魅力を最大限に見せてくれる空間です。「クラゲトンネル」をくぐると、暗く幻想的な海の中で無数のクラゲに囲まれているような気分になれます。クラゲたちをバックにフォトジェニックな写真を撮るのもいいですね。

「水辺の旅」で世界の水辺をめぐる

アクアプランツの展示
アクアプランツの展示

海中の世界から階段を登っていくと本館2階には水辺の世界が広がっています。魚類やクラゲ、サンゴなどの無脊椎動物から、カエルの仲間、カメ・ヘビの仲間、哺乳動物そして水草まで、世界中の川や湖、海岸の水辺に住む様々な生き物、植物が見られる「水辺の旅」エリアです。

フロアに入るとすぐ見えてくるのは鮮やかなグリーンが目を引く「アクアプランツ」の展示。水草につく気泡は光合成でできた酸素の泡で、水の汚れを栄養にして育つことで、水を浄化してくれているのだそう。まるで森の中にいるような香りに包まれ、癒されてください。

オーストラリアのグレートバリアリーフ
オーストラリアのグレートバリアリーフ

ほかにもオーストラリアのグレートバリアリーフをイメージした水槽やマングローブの森、日本の清流を再現した水槽などもあります。真冬には一面氷に覆われるバイカル湖の水中に生きるバイカルアザラシを飼育する「湖にすむアザラシ」の水槽では、人の視点だととても過酷に感じられる環境でも生き生きと暮らすアザラシの様子を見ることができます。

イベント・パフォーマンスを体験する

ペリカン
ペリカン

水族館内を鑑賞するのもいいですが、イベント・パフォーマンスに参加して、一味違ったサンシャイン水族館の魅力を発見するのもおすすめです。

1日2回開催されている「探検ガイドツアー」(約40分、1名800円)では、飼育スタッフの方の解説を聞きながら、水族館のバックヤードを見学することができます。普段はなかなか見ることのできない場所を見た後に水族館を巡ると、また新たな楽しさが見つかるかもしれません。

大水槽「サンシャインラグーン」の魚たちにエサやりができる「サンシャインラグーン プレミアムエサやり体験」(約20分、1名600円)もあります。水族館の生き物たちのための台所で飼育スタッフの方からレクチャーを受けてから、実際に自分でエサを混ぜて作ります。そして、サンシャインラグーンの上からお手製のエサを魚たちにあげるという、特別な体験ができます。こちらは1日1回の開催です。

上記2つのイベントはいずれも定員制となっていて、年間パスポート発行カウンターにて申し込みできます。詳細はこちらでご確認ください。

ほかにも生き物たちに給餌する風景やアシカのトレーニング、ペンギンの体重測定をするといった、水族館の日々の様子を飼育スタッフの解説をまじえて見ることができる「いきものディスカバリー」も随時開催されています。いつどこで何が行われるかは公開していない、わくわくイベントなので、見られたらラッキーかもしれません。

ショップ・カフェでゆっくりと時間を過ごす

本館2階の「アクアポケット」は、サンシャイン水族館のオリジナルグッズが販売されているショップで、子どもはもちろん大人の方も欲しくなるようなものがたくさんです。ケープペンギンやコツメカワウソの可愛らしいぬいぐるみといった、ここでしか手に入らない商品もあります。水族館を訪れた思い出の品をゆっくり選びましょう。オリジナルのお菓子などもあるのでお土産にするのもいいですね。

屋外エリアにはカフェ「タリーズコーヒー 」があります。館内を歩き回った後の休憩やランチ、ディナーを楽しめます。サンシャイン水族館でしか味わえない限定メニューもあるのでチェックしてみてください。ただし、ご飯どきのカフェは混雑が予想されます。サンシャインシティ内はレストランも充実していますが、一度出てしまうと水族館内への再入場はできませんのでご注意ください(2022年5月現在)。

施設情報

サンシャイン水族館

【営業時間】春夏:9:30~21:00、秋冬:10:00~18:00
季節によって変動しますので、こちらでご確認ください。
※営業時間は状況により変更の場合あり
※当面の間、水族館への再入場は不可
※最終入場は終了1時間前(再入場は終了30分前まで)
【定休日】なし(年中無休)
【住所】東京都豊島区東池袋3-1サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上
【問い合わせ先】サンシャイン水族館 公式ホームページはこちら

チケット情報

チケット購入

サンシャイン水族館に入場する際は、スマホやパソコンで事前に日時指定する必要があります。入場日1週間前の0時から購入可能な「日時指定Webチケット」と、入場当日に購入する場合はコンビニで購入できる「時間指定コンビニチケット」があります。入場の際は、水族館入口にてお持ちのスマートフォンの画面で購入したチケットをスタッフに提示してください。

混雑状況によっては、水族館チケットカウンターにて事前予約なしの当日入場チケットの販売もありますが、すでに予定が決まっているのであれば事前に購入してから訪れるのがおすすめです。なお「現在の混雑状況」について公式ホームページTOPページにて随時更新されていますので、ご確認ください。

コンビニでは前売券も販売していて、通常より若干お得な料金になっています。なお、前売券をお持ちの場合でも「日時指定web整理券」を事前に取得する必要があります。入場の際は、水族館入口にて前売券とあわせてお持ちのスマートフォンの画面でWeb整理券をスタッフに提示してください。

チケット購入の詳細についてはこちらでご確認ください。

【通常料金】

  • 大人(高校生以上) 2,400円〜 ※時期により大人区分のチケット料金は変動あり
  • こども(小・中学生)1,200円
  • 幼児(4才以上)700円
  • 4才未満 無料

【お身体の不自由な方の場合】

入場券購入時に障害者手帳・療育手帳等、特定疾患医療受給者証の原本の提示で半額になります。手帳所持のご本人と同伴者の方、計2名までが対象です。詳しくはこちらでご確認ください。

  • 大人(高校生以上) 1,200円
  • こども(小・中学生)600円
  • 幼児(4才以上)350円

セットチケット

サンシャイン水族館とサンシャイン60展望台を合わせて楽しみたいのであれば、両施設のチケットがセットになっている「セットチケット」もあります(※セットチケットは、当面の間、販売休止中です)。

  • 大人(高校生以上) 2,800円(600円お得)
  • 高校生・大学生・専門学生 2,550円(550円お得)
  • 中学生・小学生 1,500円(300円お得)
  • 未就学児(4才〜)800円(200円お得)
  • 4才未満 無料

ほかにも水族館内の特別展・企画展と入場券のセットチケットなども不定期で販売されています。販売時期や価格などについては公式ホームページにてご確認ください。

年間パスポート

2回分の入場料金で、1年間何度でも入場できる「年間パスポート」も販売されています。入場時の日時指定予約が必要ないのがいいですね。さまざまな特典もついていて、とってもお得です。詳しくはこちらでご確認ください。

  • 大人(高校生以上) 4,800円
  • こども(小・中学生)2,400円
  • 幼児(4才以上)1,400円

アクセス情報

公共交通機関の場合

  • JR「池袋駅」から徒歩約10分
  • 東京メトロ有楽町線「東池袋駅」から徒歩約5分
  • 都電荒川線「東池袋四丁目停留場」から徒歩約6分

車の場合

  • 首都高速道路5号線・東池袋出入口に直結。
    サンシャインシティ到着後は、ワールドインポートマートビル1階から「水族館行きエレベーター」で屋上まで上がる。

駐車場情報

サンシャインシティ 駐車場入口
サンシャインシティ 駐車場入口

サンシャインパーキング

【営業時間】24時間営業(年中無休)
【収容台数】1,800台
【住所】東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャインシティB2・B3
【通常料金】

  • 入庫~4時間:30分ごとに300円
  • 4~8時間:2400円
  • 8~10時間:2400円 +8時間超過30分ごとに300円を加算
  • 10~24時間:3600円
    ※24時間以降は上記料金形態が繰り返し適用されます。

サンシャイン水族館やSKY CIRCUSサンシャイン60展望台の入場券提示、また、サンシャインシティで買い物や飲食をした際は、下記の通り、駐車料金がお得になる特典があります。

1会計2,000円以上の有料入場、または年間パスポート(大人)を使用しての水族館への入場

  • 駐車料金が2時間無料
    水族館、展望台入場時に駐車券をご提示ください。

水族館・展望台セット券での両施設への入場

  • 駐車料金が3時間無料
    水族館、展望台入場時に駐車券をご提示ください。
    ※水族館・展望台セット券は、当面の間、販売休止中です。

サンシャインシティ内での買い物・飲食の利用

  • 合計3,000円以上の利用で、駐車料金が2時間無料
  • 合計10,000円以上の利用で、駐車料金が3時間無料
    利用店舗にて会計時に駐車券をご提示ください。店舗にて駐車券に利用金額を印字します。駐車券に印字された利用合計金額に応じて精算時に自動で割引が適用されます。
    ※対象施設がありますので、詳しくはサンシャインシティオフィシャルサイトをご確認ください。

よくある質問

水族館にはコインロッカーがありますか?

水族館エントランスに、3種類の大きさのロッカーがあります(有料/400円~600円)。

写真撮影はできますか?

撮影は可能ですが、一部展示エリアでは、生物保護のためフラッシュ撮影はできません。また、同じ場所での長時間撮影は控えてください。

館内での飲食は可能ですか?

水族館内への飲食物の持ち込み(お弁当含む)はできません。水族館と同じ階にあるゲストルーム内のテーブル席(ただし席数には限りあり)であれば持ち込み(お弁当含む)での飲食が可能なので、そちらをご利用ください。

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