無印良品 銀座とは?
2019年4月、日本初の「MUJI HOTEL GINZA」とレストラン「MUJI Diner」を併設した世界旗艦店として「無印良品 銀座」がオープンしました。開業から現在でも大勢の人が訪れる、銀座・並木通りの人気スポットです。
無印良品は、長年、生活を支えるモノとサービスを提供するブランドとして親しまれてきましたが、そこには「ヒトと社会」や「ヒトと自然」をつなぐという強い想いがあります。「無印良品 銀座」では、無印良品の想いが詰まった「心地よいくらし」を体現する世界観に触れられるはずです。
館内は地下1階~6階で構成され、フロアごとに異なるテーマを表現しているのが特徴。地下1階は、MUJI Dinerによる「生産者に想いを馳せる」フロア、1階は食料品やベーカリーなど「くらしの基本となる食」フロア、2階はMUJI LaboやMUJI WALKERなど紳士・婦人ウェアを販売する「素材が伝わる」フロア、3階は化粧品やステーショナリーを提供する「毎日つかう」フロアとなっています。
4階には「発見とヒント」フロアがあり、家電やキッチン用品、子ども服が並び、MUJI BOOKSやデザイン工房、免税カウンターなどのサービスを利用可能です。また、寝具や収納家具が手に入る5階の「くらしの役に立つ」フロアには配送カウンターとMUJI SUPPORTデスクがあり、インテリアコーディネートに関する相談を受けています。さらに、MUJI HOTELのフロントやWA Japanese Restaurant、ATELIER MUJI GINZAがある6階は、「デザイン文化に触れる」フロアとなっています。
見どころ
贅沢なモーニングも楽しめる飲食店
映画館や百貨店、喫茶店など大人向けの施設が多い銀座ですが、今では国内外から観光客が集まり、大人だけでなく若者に愛される街へと進化しています。そんな銀座では、幅広い層のライフスタイルや活動時間に寄り添う飲食店が充実。特に「MUJI Diner」は早朝から営業しているのがうれしいポイントで、「ベーカリー」では朝から焼きたてのパンを味わえます。
MUJI Diner
地下1階の「MUJI Diner」は、“素の食”をテーマに掲げています。お店へ足を踏み入れると、臨場感満載なオープンキッチンにまず目を奪われます。店頭には魚や肉が大胆にディスプレイされ、食品倉庫がイメージされた店内は広々としているのが特徴。使い勝手の良いテーブル席のほか、デートに使いたいカウンター席や落ち着いて利用できるボックス席などが用意されています。
素材や鮮度にこだわるメニューが多く、店内の「豆腐工房」で作られたおぼろ豆腐や、朝食の定番でもあるおにぎりとみそ汁、焼きたてのパン、目玉焼きなどのセットメニューを朝から味わうことができます。
ランチ時にはシェフが考案する週替わり定食、ディナー時には子どもも大人も喜ぶボリューム満点の料理など、時間帯によってさまざまなメニューを注文できるので、いつ訪れてもわくわくとした気分になれるでしょう。
ベーカリー
1階の「ベーカリー」は、朝から漂うパンの香りがたまりません。店内のカウンター席には壁コンセントとUSBの給電口が設置され、コーヒーを片手に出勤前のちょっとした作業がはかどります。
定番のパンは、毎朝店内で丁寧に焼きあげられ毎日食べても飽きないと評判。公式のWEBサイトやアプリを通して事前予約をすれば、混みやすいモーニングタイムでもレジに並ばず商品を購入できます。
バターの食欲そそる香り、ふわふわでもっちりとした至福の食感で人気を集めるロールパンをはじめとする、ハイクオリティなパンが勢揃い魅力の「ベーカリー」。高級店の集まる銀座のなかでも低価格で、平日朝7:30から営業を開始しているので、朝からたくさん食べたい人はぜひ訪れてみてください。
WA
6階で営業しているのは、シンプルかつ良質さをベースにデザインされた和食レストランの「WA」。洗練されたスタイリッシュな店内で、テーブル席の壁に使われているのは古い船の廃材です。
廃材ならではの力強さがひしひしと伝わり、新旧が交わる銀座の特徴を体感できる空間が演出されています。テーブルや椅子は木材ならではの落ち着いた雰囲気を演出し、まるで自宅にいるようなリラックスした気分で過ごすことが可能です。
1階の「MUJI Diner」と比べて、「WA」は大人向けのメニューが多め。全国で愛され親しまれてきた、ふるさと自慢の味を朝食で堪能できます(宿泊者限定)。また、日本酒のラインナップにもこだわりがあり、老舗から若手まで腕利きのつくり手から取り寄せた豊富な品揃えも見逃せません。
野菜にお弁当、お茶などが揃う「食」フロア
マルシェ
1階で販売されているのは、冷凍食品やお菓子、レトルトカレーなど、無印良品で人気の食品たちです。店内で特に目立つ華やかなマルシェはブランド初の試みで、関東近県の農家を中心に常時30~50品の有機栽培や減農薬の野菜・果物を提供しています。
一般的なスーパーにはない珍しい品種も多く、見ているだけでも飽きません。また、売場にはテイスティング・アドバイザーが構えており、商品が生産されるまでの背景や美味しい食べ方などを教えてくれます。食材の特徴をしっかりと理解してから購入したい方は、ぜひ話を聞いてみてください。
日替わり弁当
また、鶏めしや深川めしなど、各地で親しまれる日替わり弁当も販売されています。7種類の弁当が日替わりで登場し、 ボリューミーなお惣菜や彩り鮮やかな付け合せには化学調味料が使われていません。素材の良さを引き立たせる、やさしい家庭的な味付けを楽しめます。
ブレンドティー工房
さらに、銀座店で特筆すべきサービスのひとつに、好きなお茶をその場でブレンドしてくれる「ブレンドティー工房」が挙げられます。32種類にジャンル分けされたお茶が量り売りされており、 “リフレッシュ”や“リラックス”などそのときの気分やシーンに合わせて選ぶことができます。オリジナルのお茶を作って、大切な人へのプレゼントや自分へのご褒美に購入してみてはいかがでしょうか。
そのほか、旬の野菜やフルーツをミキサーにかけて提供するジューススタンドも注目のスポットです。ジュースを飲んでショッピングの疲れを癒やしたり、ジュース片手に銀座の街を歩いたりしてみてもいいかもしれませんね。
また、無印良品は日用品のイメージが強いですが、お土産に渡しても喜ばれる商品が豊富にあります。特にブリキケースは、つい手に取ってしまうシンプルなデザインが国内外の観光客から人気です。それぞれのブリキケースには「茶」「煎」「塩」など内容物を示す一文字が記載され、そのなかでも特に注目なのがお茶やお煎餅を彷彿とさせる「醤」。中身は魚の形をした醤油さしで、日本らしさと懐かしさが感じられます。
シンプルで良質な衣料品
2階には、婦人・紳士向けウェアやバッグ、靴などが並ぶ衣料品を中心としたフロアが展開されています。3階は靴下やインナーウェアが並ぶフロアで、衣服に使用される生地や糸がディスプレイされるユニークな空間が印象的です。
無印良品ブランド「MUJI Labo」をはじめとした、浴衣や阿波しじら織の甚兵衛など、日本の伝統文化に関連のある商品もここでは人気。そのほか、綿オックスフォードカーディガンやシャツなどの、多様なシーンで使えるアイテムが評判です。
銀座店限定商品
銀座店は豊富なラインナップが魅力ですが、なかでも銀座店限定のイージーテーパードパンツは注目のアイテムだと言えるでしょう。肌触りと履き心地の良い、インドの伝統的な手紬手織り「カディ」を使用しています。
また「撥水オーガニックコットン疲れにくいスニーカー」の限定色も、スニーカー好きは要チェックです。無着色のソールで作られた素材そのままの色と、染色していないオーガニックコットンが特徴的で、ベージュの素朴な色味に惹かれます。
デザイン工房
シンプルなデザインにワンポイント入れたいなら、4階のデザイン工房で刺繍サービスをぜひ活用してみてください。銀座店で衣料品を購入後、ここでマークや文字、さらに生き物など、ワンポイントとなる刺繍を入れられます。
刺繍のサービスは一部大型店舗でも行っていますが、銀座店では限定のマークを入れられるのが大きな違いです。また、刺繍糸も「あんパンのあんこ色」や「歌舞伎座の紫」など、銀座に関連する限定色を選べるのも面白いポイント。無印の商品にアレンジを加え、好みの一品を作り上げてみるのも思い出に残っておすすめです。
ライフスタイルに合った雑貨に出会える
3階の雑貨類フロアでは、ステーショナリーからスキンケア、メイクアップ、自転車まで、生活を支える幅広い商品が揃います。「MUJI to GO」では旅行用品が並び、スケルトンデザインのキャリーケースなどおしゃれな商品が勢揃い。中身がシースルーなのに、中の荷物が外から見えないハイセンスな作りになっています。
3階にあるヘルス&ビューティコーナーの「香り工房」では、エッセンシャルオイルを作ることも可能です。アロマセラピストが手がける60種のレシピから、自分の好みの容量と香りを選んで調合してもらいます。
そのほか、4階の「MUJI BOOKS(ムジ ブックス)」には選び抜かれた書籍が並び、「Found MUJI(ファウンド ムジ)」には国内外の良いものが販売。「IDEE(イデー)」には、ハイセンスなインテリアショップが展開されています。
MUJI BOOKS
日本や海外で長く親しまれてきた5,000冊の食や絵本、洋書、文庫などの名書が集められた「MUJI BOOKS」。新書だけでなく古本もあり、懐かしい一冊と出会えるかも。コーナーを奥に進むとコーヒーブレイクやスマホの充電ができる休憩スペースがるので、じっくりと試読したい方はご利用ください。
また「デザイン工房」では、自分だけのオリジナルの1冊を制作できる本の仕立てサービスを利用できます。事前にインターネットで注文しておけば、オリジナルの写真集を作ることも。絵・作品を書いて店頭に持ち込めば、その場で本にすることが可能です。
Found MUJI
「世界の日用品を紹介する」がコンセプトの「Found MUJI」では、キッチングッズやリビング用品、子ども服など、新生活にぴったりな商品が多く取り揃えられています。スペインやエストニア、リトアニアから影響を受けた多彩な素材・形のかごもあり、普段のショッピングでは見かけない特別感のある商品と出会えるはず。
IDEE(イデー)
また、同フロアにある「IDEE(イデー)」では、無印良品オリジナルの雑貨や家具、世界各地域の特徴をとらえたテキスタイル、フォークアートなどが手に入ります。5階には収納家具や掃除用品、照明、ベッドルーム関連の商品などがあり、大きな商品を購入するときに役立つサービス「MUJI SUPPORT」が設置されています。
専門スタッフが在中する「MUJI SUPPORT」では、暮らしにまつわる悩みや困りごとの相談に乗ってくれます。睡眠やオーダー家具の施工など幅広い内容の相談に乗ってくれるので、相談後はすっきりとした気分で買い物できるでしょう。コーディネートや自分に合う色など、ファッションに関する相談をしたい場合は2・3階へぜひ足を運んでみてください。
ギャラリーやバーのある新しいMUJI
6階には「MUJI HOTEL」のフロントと和食レストラン「WA」があり、さらにデザインカルチャーの発信地「ATELIER MUJI GINZA」も開いています。
ATELIER MUJI GINZAは、下記のエリアで構成されています。
・ものづくりやデザインに関するテーマの展覧会が開かれる2つの「Gallery」
・展覧会に関連した商品などが販売される「Shop」
・デザインにまつわる書籍がある蔵書スペース「Library」
・深夜まで営業しているカフェ兼バー「Salon」
・イベントや休憩スペースとして利用される「lounge」
ホテルに宿泊しなくても利用できるので、ショッピングの後にぜひ立ち寄ってみてください。
Library
このフロアの中でも、別格の存在感を放つのが「Library」と「lounge」です。蔵書スペースには、A~Zまでのキーワードから選ばれたデザインに関する書籍が並び、普段は目にする機会のない古書もあります。ここでは、大きな影響を与えてくれる特別な一冊との出会いが期待できるでしょう。
Salon
朝10:00~深夜2:00の時間帯に営業している「Salon」は、樹齢400年にものぼる楠(くすのき)を使ったダイナミックで趣のあるカウンターが印象的です。ここで堪能できるカクテルやコーヒー、甘味などには、信頼できる老舗から仕入れた厳選素材が使われています。
無印良品らしさが詰まったホテル
MUJI HOTEL GINZA
「MUJI HOTEL GINZA」は、6階のフロントから10階まで展開する日本初となる無印良品のホテル。コンセプトは「アンチゴージャス、アンチチープ」で、ほどよい価格帯で心と身体を癒やせる空間、そして土地と宿泊者をつなぐサービスを提供しています。
内装は木・石・土といった自然の素材を活かしたデザインで、50年前に東京で使われていた路面電車の敷石や、船の廃材などが使用され、くつろげる穏やかな空間が演出されています。客室のバリエーションも豊かで、畳を使った和風の部屋や2段ベッドの部屋、3~4名で泊まれる広々とした部屋などさまざま。ファミリーやカップル、一人など、シーンに合った過ごし方ができます。
すっきりとしてコンパクトなスペースでありつつも、空間が広々として見えるような収納へのこだわりも欠かせません。ほかにはない収納術あちこちに隠されているので、宿泊しながら日常生活のヒントを探してみてはいかがでしょうか。
さらに、無印のホテルならではの嬉しいポイントが盛りだくさん。客室に置かれたアメニティや雑貨など、商品のほとんどが無印良品ブランドです。アメニティには持ち帰りできるのものもあり、気になったものは店舗で購入するのもおすすめ。
そのほか、空気清浄機やアロマディフューザー、壁にかけられたBluetoothスピーカー、ドリップマシーンなど、自分では持っていない家電を試せるのもポイント。実際に体験してみて、商品の良さを知ってから購入できるので安心です。
施設情報
無印良品 銀座
【営業時間】
- MUJIDiner:11:00~21:00(LO_20:00)
- ATELIER_MUJI_GINZA11:00~21:00
- ベーカリー 平日7:30~21:00/土日祝 10:00~21:00
【公式ホームページ】https://shop.muji.com/jp/ginza/
アクセス情報
電車で行く場合
- 東京メトロ丸ノ内線・銀座線・日比谷線「銀座」駅B4出口より徒歩3分
- 東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅5番出口より徒歩3分
- JR山手線「有楽町」駅中央口より徒歩5分
車で行く場合
- 丸の内ICから銀座方面へ6分
よくある質問Q&A
- 駐車場は利用できますか?
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無印良品 銀座店は、下記4ヵ所の提携駐車場を用意しています。税込5,000円以上の利用で1時間無料、税込10,000円以上の利用で2時間無料の駐車券サービスを受けられます。
- 読売並木通りビル駐車場
住所:東京都中央区銀座3-3-18
営業時間:7:00〜23:00
収容台数:56台 - 東京交通会館駐車場
住所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館
営業時間:7:00〜24:00
収容台数:180台 - 東京国際フォーラム駐車場
住所:東京都千代田区丸の内3-5-1
営業時間:7:00〜23:30
収容台数:420台 - 銀座駐車場
住所:東京都中央区銀座1-2-3
営業時間:24時間
収容台数:250台
- 読売並木通りビル駐車場
- ベビールームは設置されていますか?
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4階にベビールームが設置されています。ベビールーム内には、ドアで仕切られた授乳スペースが3ヵ所、おむつを替えるベッドが3台、さらに休憩スペースや調乳用温水器などがあります。また、ベビーケアルーム内には「MUJI POCKET」という自動販売機があり、果汁100%のジュースやノンカフェインのお茶、国産素材をつかったお菓子が販売されているので、お子さんがお腹を空かせ際はぜひご利用ください。
また、ベビーカーのレンタルは1階のインフォメーションカウンターで無料で行っています。
- ロッカーはどこにありますか?
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無印良品 銀座内には、コインロッカーの設置がありません。そのため荷物を置きたい場合は、近隣の駅に設けられたコインロッカーを利用する必要があります。コインロッカーは24時間利用できますが、多くの場合AM0:00やAM2:00を過ぎると料金がさらに1日分加算されるので、注意しましょう。
- 有楽町駅前コインロッカー
- 有楽町駅構内ルミネストリート
- 有楽町の駅前広場