【門司港レトロ】レトロな街並みがフォトジャニック!大正ロマンの雰囲気漂う北九州の港町

目次

門司港レトロとは?

門司港
門司港

福岡県北部の関門海峡に面した町・門司は、明治時代初期に門司港が開港して120年以上になります。港周辺には明治から昭和初期にかけて建築された趣ある建物が今でも多く残されていることから「門司港レトロ」と呼ばれています。その美しい景観は、国土交通省の都市景観100選を受賞しました。

レトロな雰囲気と景観を楽しむため、また関門海峡を挟んだ対岸の山口県下関市唐戸や巌流島など、近隣の観光スポットと合わせて周遊できることもあり、福岡でも屈指の人気観光地となっています。

門司港
門司港

門司港は近代日本の支えた港町として、歴史にその名を刻んでいます。1889(明治22)年に石炭などを扱う、国の特別輸出港として指定されたことで、貿易港としての地位を確立した門司港は、その後勃発した日清戦争、日露戦争を経て栄えていきます。中国大陸が近いことから、軍需品や兵士たちを送り出す重要な港となったのです。それと共に港周辺では米や兵器、軍服などの品物を扱う商業もめざましく発展していきました。

1914(大正3)年には門司港駅新駅舎(現在の門司港駅)が完成します。同年8月に日本は第一次世界大戦に参戦し、11月には中国・青島を攻略、門司の町は大戦景気で湧きたちました。満州などと行き来する大陸貿易でもにぎわい、欧州航路の寄港地として、港は莫大な利益を得ていきます。

神戸、横浜と共に日本三代港の1つとして、重要な国際貿易の拠点となった門司港には、大商社や銀行がこぞって支店を出し、料亭や旅館、花街も多くでき、活気にあふれた華やかな時代を迎えます。しかし、終戦後は大陸貿易の縮小や石炭輸出の減少もあって、港としては次第に衰退していきました。

当時を偲ばせる古い街並みが数多く残っていたことから、行政と民間が協力し、1995(平成7)年から「門司港レトロ」として観光地化されていきました。現在では、年間200万人以上の人が訪れる人気の街となり、その魅力を発信しつづけています。

見どころ

人気のご当地グルメに舌つづみ

焼きカレー

焼きカレー
焼きカレー

門司港が海外との貿易港として栄えていた明治から昭和初期にかけて、港周辺には洋食店も多く建ち並んでいました。そして、西洋と東洋の良さがミックスされたハイカラなメニューが誕生しました。「焼きカレー」もその1つで、諸説ありますが、昭和30年代の門司港にあった喫茶店が初めて提供したといわれている、門司港発祥のご当地メニューです。

余ったカレーをグラタン風にオーブンで焼いたら、香ばしく美味しく仕上がったことから、のちにお店のメニューとして出されるようになり、お客さまからも好評だったとか。そして、庶民の味、家庭料理としても広く浸透しました。

現在の焼きカレーは、ご飯の上にカレーをかけ、チーズや卵などをトッピング、オーブンで焼くという形に進化したものです。カレーの具材も、牛肉、シーフード、野菜など、お店によってさまざまなバリエーションがあります。

BEARFRUITS(ベアーフルーツ)
BEARFRUITS(ベアーフルーツ) スーパー焼きカレー
BEARFRUITS(ベアーフルーツ) スーパー焼きカレー

門司港レトロで焼きカレーを提供するお店の中でも、門司港駅から歩いて1分ほどの場所にある「BEARFRUITS(ベアーフルーツ)」は、多くの著名人が訪れ、各種メディアにも取り上げられるほど人気店。こちらの「スーパー焼きカレー」は、女優の上戸彩さんが地球最後の日に食べたいと大絶賛したことで有名です。

食べていくとじわじわとスパイシーな辛さが効いてきます。たっぷりとかかったチーズの中には卵が隠れていて、カレーと合わせるとマイルドな味わいに。辛めが好きな方は、テーブルの上にあるお店オリジナルの「びっくりスパイス」をかけて、自分好みの辛さに調整してみてください。

さっぱりしていてスパイシーな焼きカレーにもよく合うラッシー(マンゴーかグアバ)のついたセットを注文するのもおすすめ。地ビールと合わせて土地の味を堪能するのもいいですね。焼きカレーはテイクアウトもできます。また、自宅でも楽しめるレトルトパウチタイプも販売されているので、お土産にしてはいかがでしょう。

【施設名】BEARFRUITS(ベアーフルーツ)
【住所】福岡県北九州市門司区西海岸1丁目4-7 門司港センタービル 1F
【営業時間】日~木:11:00 ~ 21:00(L.O. 20:30)/金・土・祝前日:11:00 ~ 22:00(L.O. 21:30)
【TEL】093-321-3729
【お問い合わせ先】BEARFRUITS(ベアーフルーツ) 公式ホームページはこちら
※詳細情報は、公式ホームページにてご確認ください。

瓦そば

瓦そば
瓦そば

瓦の上にお蕎麦が乗っているという独特のスタイルで提供される「瓦そば」は、山口県下関市の川棚温泉の名物郷土料理だったものが広がったものです。熱した瓦の上に茶そばを乗せ、その上にお肉や卵が乗っています。それを天然醤油をベースにした温かいつゆに浸して食べるのです。

しっとり味わいのあるそば麺ですが、熱々の瓦に接した部分はカリカリの麺のおこげが楽しめるのも、瓦そばが愛されているポイントです。

元祖瓦そば たかせ

関門海峡を挟んで下関市ともほど近い門司港レトロでは、瓦そば発祥のお店「元祖瓦そば たかせ」の瓦そばを味わうことができます。こちらの茶そばには良質な宇治抹茶が練り込まれていて、風味も抜群です。そばの上には牛肉、錦糸卵、海苔、もみじおろし、レモンが乗っています。

店内はテーブル席のほか、ゆっくりくつろげる掘り座敷もあります。関門海峡を眺めながらの食事が楽しめる席もあるので、景色と合わせて堪能するのもいいですね。

【施設名】元祖瓦そば たかせ 門司港レトロ店
【住所】福岡県北九州市門司区港町5-1 海峡プラザ西館 2F
【TEL】093-331-8080
【お問い合わせ先】元祖瓦そば たかせ 公式ホームページはこちら
※詳細情報は、公式ホームページにてご確認ください。

ふぐ料理

ふぐ刺し
ふぐ刺し

下関といえばふぐが全国的にも有名です。そのため、下関と近い門司港レトロにも、ふぐ料理が食べられるお店が多くあります。ふぐ料理の代表とも言えるのは「ふぐ刺し」でしょう。大きな皿に薄く切ったフグの刺身がまるで花びらのように並べられ、刺身からお皿の模様がうっすらと透けて見えるさまは「食べる芸術品」とも称されるほどの美しさです。

昆布の効いたダシに、フグの中骨やカマをくぐらせて塩で味をととのえ、アラや野菜などを煮込む鍋料理「ふぐちり」も見逃せません。〆にはぜひ「ふぐ雑炊」も味わいましょう。

門司港レトロには、ふぐ料理を手ごろな価格で提供するお店から、老舗料亭や旅館といった高級感のあるお店まで、幅広くあります。予算やお好みで選んで、ご当地ならではの食材を堪能してください。

日本料理・ふぐ懐石 てん花

JR門司港駅から歩いて10分ほどの門司区栄町にある「てん花」は、関門海峡の旬の幸を使ったふぐ料理がメインの日本料理店です。ふぐコースや懐石料理のほか一品料理も用意されています。器にもこだわり、季節感あふれる盛り付けに目から楽しむことができます。

店内は落ち着いた和の空間で、車いすでも利用できるテーブル席、お一人様でも気軽なカウンター席もあります。

【施設名】日本料理・ふぐ懐石 てん花
【住所】福岡県北九州市門司区栄町10-8
【営業時間】11:30〜14:00/17:30〜22:00
【定休日】不定休
【TEL】093-331-8080
【お問い合わせ先】てん花 公式ホームページはこちら
※詳細情報は、公式ホームページにてご確認ください。

門司のさまざまな歴史・文化を体感

大連友好記念館(旧北九州市立国際友好記念図書館)

大連友好記念館(旧北九州市立国際友好記念図書館)
大連友好記念館(旧北九州市立国際友好記念図書館)

「大連友好記念館」は、中国・遼東半島にある大連市にロシア帝国が1902(明治35)年に建てた「東清鉄道汽船事務所」を、そっくり複製して建築した建物で、茶と白のコントラストが美しい外壁と、尖った三角屋根や煙突、窓のデザインが特徴的で目をひきます。

大連市と門司港は国際航路で結ばれ交流が盛んだったことから、1979(昭和54)年に両市は友好都市となりました。その友好都市15周年を記念し建てられ、2018(平成30)年3月までは「北九州市国際友好記念図書館」として利用されていました。その後、リニューアルされ、同年10月から観光施設「大連友好記念館」となりました。

1階は中国料理レストラン「中国料理大連あかしあ」で本場の味が楽しめます。3階は地元まちづくり団体などの活動の場である「地域コミュニケーションスペース」となっています。

2階には友好都市大連のさまざまな情報を発信する「大連市紹介コーナー」のほか、「門司港レトロ交流スペース」もあり誰でも自由に休憩できます。観光の途中に立ち寄って、建物見学と合わせて一息つくのもいいですね。

【施設名】大連友好記念館
【住所】福岡県北九州市門司区東港町1-12
【利用時間】9:00~17:00
【休館日】なし
【入館料】無料
【TEL】093-321-4151(門司港レトロ総合インフォメーション)

【施設名】中国料理大連あかしあ(大連友好記念館1階)
【営業時間】11:00~16:00/17:00~21:00
※ランチタイムは14:00まで(土・日・祝日のランチタイムは14:30まで)
【定休日】毎月最終月曜日(祝日の場合翌日)
【TEL】093-331-5909

旧門司税関

旧門司税関
旧門司税関

1909(明治42)年に門司税関が発足したことから、1912(明治45)年に建設された「旧門司税関」は、昭和初期まで税関庁舎として使用されていました。1994(平成6)年、北九州市が赤煉瓦を特注し建物を修復、ネオルネッサンス調を取り入れた近代建築物として、また、港町・門司のシンボルとしてよみがえりました。

1階は吹き抜けの広々としたエントランスホールや休憩室があります。3階の展望室からは跳ね橋「ブルーウイングもじ」をはじめ、関門海峡を行き交う船が一望できます。

館内に併設されたフルーツパーラー「Mooon de retro」は、季節のフルーツを使ったパフェが味わえる人気店。焦がしたバナナとチョコレートアイスが絶妙な「焼きバナナパルフェ」は、門司港レトロ限定メニューです。天気が良ければ、テラス席に座って門司港レトロを一望しながら食べるのもいいですね。

【施設名】旧門司税関
【住所】福岡県北九州市門司区東港町1-24
【利用時間】9:00~17:00
【休館日】なし
【入館料】無料
【TEL】093-321-4151(門司港レトロ総合インフォメーション)

【施設名】Mooon de retro(旧門司税関1階)
【営業時間】11:00~18:00
※閉店時間は季節により異なります
【定休日】不定休
【TEL】093-321-1003
【問い合わせ先】Mooon de retro 公式ホームページはこちら
※詳細情報は、公式ホームページにてご確認ください。

関門海峡ミュージアム

関門海峡ミュージアム
関門海峡ミュージアム

「関門海峡ミュージアム」は、古くから交通の要衝だった関門海峡の歴史を五感で感じられる体験型のミュージアムです。施設の2階から4階を貫く吹き抜けの「海峡アトリウム」では、18m×9mの巨大なスクリーンで海峡にまつわる歴史を圧倒的なスケールで体感できます。

また、海峡の歴史ドラマを人形で再現した「海峡歴史回廊」、海の安全を守る海上保安庁の業務についてトリックアートなどを使い興味深く紹介している「海上保安庁展示コーナー」、大正時代のモダンな港町・門司港にタイムスリップした気分が味わえる「海峡レトロ通り」など、見どころもたくさんです。

2階の「海峡こども広場」では、青いスロープネットを使い海中をイメージした遊具などで子どもたちが自由に遊びまわることができます。家族連れで訪れて楽しむのもおすすめです。

【施設名】関門海峡ミュージアム
【住所】福岡県北九州市門司区西海岸1-3-3
【営業時間】9:00~17:00
※シーズンにより変わることがあります。
【定休日】年5回不定休
【入館料】大人500円/小中学生200円 、海峡こども広場:1歳以上100円
【駐車場】あり(有料)
【TEL】093-331-6700
【問い合わせ先】関門海峡ミュージアム 公式ホームページはこちら
※詳細情報は、公式ホームページにてご確認ください。

九州鉄道記念館

九州鉄道記念館
九州鉄道記念館

日本の鉄道の歴史を知ることができる「鉄道記念館」は、鉄道ファンや乗りものファンにはたまらないスポットです。建物は1891(明治24)年に建てられた旧九州鉄道本社の赤煉瓦ビルを修復したもので、国の有形文化財にも登録されています。

屋内には、列車の模型や実物資料、駅員の歴代制服、鉄道用具など見て触れて楽しめる常設展示、明治時代の客車展示などがあります。ぎっしりと並ぶ展示物には切符や列車のヘッドマークなど懐かしの鉄道グッズ、更には駅弁ラベルまであるので、ぜひじっくりと見学してみてください。

スクリーンに映る門司港駅〜西小倉駅間のリアルな路線風景を見ながら運転体験ができる「運転シュミレーター」も大人気です。「九州の鉄道大パノラマ」では、JR九州を代表する車両模型のジオラマを操作することもできます。

ミニ鉄道公園
ミニ鉄道公園

屋外にはSLをはじめ、九州各地で活躍した8基の車両の実物を展示、実際に乗ることも可能です。併設の「ミニ鉄道公園」では、レール幅450ミリの鉄道を「つばめ」や「かもめ」など5種類のミニ列車が走ります。複線や信号機などを配置した本格的な設備で、本物の列車と同じように運転体験ができる日本で初めてのミニ鉄道です(1台につき1回300円)。

【施設名】九州鉄道記念館
【住所】福岡県北九州市門司区清滝2丁目3-29
【営業時間】9:00~17:00
※シーズンにより変わることがあります。
【定休日】第二水曜日(ただし、8月は除く。7月は第二水・木曜日)
※第二水曜日が祝日の場合は、翌日に振替え。
【入館料】大人300円/中学生以下150円
【TEL】093-322-1006
【問い合わせ先】九州鉄道記念館 公式ホームページはこちら
※詳細情報は、公式ホームページにてご確認ください。

旧大連航路上屋(松永文庫)

旧大連航路上屋
旧大連航路上屋

「旧大連航路上屋」は、中国・大連をはじめとする国際航路の旅客ターミナルとして1929(昭和4)年に門司港の西海岸に建てられました。幾何学形態を取り入れたアールデコ様式が特徴の美しい建物は、約5年の歳月をかけて完成当時を取り戻したものです。現在はホールやと目的スペースとして利用され、人と人との交流や芸術・文化の発信拠点の場となっています。

1階には映画芸能関連資料を展示する「松永文庫」があります。門司港出身の松永武氏が60年に渡って集めたコレクションで無料で観覧できます。大正期から現在までの、映画のポスター、パンフレット、シナリオ、新聞スクラップ、映画雑誌、スチール写真など、1万数千点もの貴重な資料を所蔵していて、その中から毎回テーマに沿った企画展示が行われています。

【施設名】旧大連航路上屋
【住所】福岡県北九州市門司区西海岸1丁目3-5
【利用時間】9:00~17:00
【休館日】年4回休館
【入館料】無料
【TEL】093-322-5020

【施設名】松永文庫
【利用時間】9:00~17:00
【休館日】月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始
【入館料】無料
【TEL】093-331-8013
【問い合わせ先】松永文庫 公式ホームページはこちら
※詳細情報は、公式ホームページにてご確認ください。

門司電気通信レトロ館

門司電気通信レトロ館
門司電気通信レトロ館

「門司電気通信レトロ館」は、放物線アーチと垂直線を基調とした外観が特徴的。1924(大正13)年に「逓信省門司郵便局電話課庁舎」として建てられました。門司で最初の鉄筋コンクリート建築で、洗練された大正モダンの趣を今に伝えています。

世界初のものから黒電話、ショルダータイプの初期の携帯電話など、明治から平成までの電話機の進化の歴史を目の当たりにすることができます。また自動交換期の変遷や日本や世界のテレフォンカードの展示など、電信・電話にまつわる貴重な資料が展示されています。

また、館内ではそれらの資料に実際に触れられる体験もできます。レトロ電話を使っての通話体験、電話交換手の体験、モールス信号体験など、なかなか出来ない貴重な体験を楽しみましょう。

【施設名】門司電気通信レトロ館
【住所】福岡県北九州市門司区浜町4-1
【利用時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
【入館料】無料
【TEL】093-321-1199
【問い合わせ先】門司電気通信レトロ館 公式ホームページはこちら
※詳細情報は、公式ホームページにてご確認ください。

関門海峡を望む絶景を堪能

門司港レトロ展望室

門司港レトロ展望室
門司港レトロ展望室

港のそばにそびえ立つ高層マンション「レトロハイマート」は、日本を代表する建築家・黒川紀章氏が設計した建物です。その最上階31階にあるのが「門司港レトロ展望室」。地上103mの高さから門司港レトロはもちろん、関門海峡、対岸の下関市、日本海まで見渡すことができます。

夕方から夜にかけての時間は、特におすすめ。日が沈み、徐々に赤く染まっていく様子は息をのむ美しさです。そして暗くなると煌めく夜景へと姿を変えていきます。例年11月下旬から開催される冬季イルミネーションでは門司港の街並みが更に輝きます。ロマンチックなデートスポットとしても人気です。

展望室には「AIR’S CAFÉ(エアーズ カフェ)」というカフェもあります。開放感あふれる空間で絶景を眺めながら、コーヒーやビールなどのドリンクやスイーツを楽しめます。

【施設名】門司港レトロ展望室
【住所】福岡県北九州市門司区東港町1-32
【利用時間】10:00〜22:00(最終入館21:30)
【休館日】年4日不定休
【入館料】大人300円/小中学生150円
【TEL】093-321-4151(門司港レトロ総合インフォメーション)

【施設名】AIR’S CAFÉ(エアーズ カフェ)
【営業時間】月〜木 11:00-16:30(L.O. 16:00)/金・土・日・祝 11:00-18:00(L.O. 17:30)
【定休日】不定休(門司港レトロ展望室休館日に準ずる)
【問い合わせ先】AIR’S CAFÉ インスタグラムはこちら

北九州銀行レトロライン潮風号

北九州銀行レトロライン潮風号
北九州銀行レトロライン潮風号

「北九州銀行レトロライン潮風号」は、2005(平成17)年まで貨物列車が走っていた臨海線を利用した観光トロッコ列車です。JR門司港駅から歩いてすぐの「九州鉄道記念駅」から「関門海峡めかり駅」までの2.1kmを結びます。トロッコ客車2両を小型のディーゼル機関車が挟んで走る潮風号は、おしゃれでレトロなデザインとブルーの車体が印象的です。

最高時速15kmとゆっくり走るので、車窓からは関門海峡の景色をのんびり楽しむことができます。終点の手前にあるトンネルの中には思わぬ演出も隠されているそうなので、そちらも見逃せません。フリー切符を買えば、乗り降り自由で1日に何度でも楽しむことができます。

潮風号、サンデンバス(みもすそ川~唐戸)、関門汽船(下関唐戸~門司港)がセットになったお得な「クローバー切符」も販売されています。関門海峡めかり駅から関門人道トンネルまでは徒歩5〜10分ほど。関門海峡を挟んだ門司港レトロ、下関をぐるっと周遊できておすすめです。

【施設名】北九州銀行レトロライン潮風号
【料金】

  • 通常料金(片道):大人300円、小児150円
    ※幼児(未就学児)は大人1人につき2人まで無料
  • フリー切符:大人600円、小児300円
  • クローバー切符:大人800円、小児400円

【TEL】093-331-1065(平成筑豊鉄道株式会社 門司港事業所)
【問い合わせ先】北九州銀行レトロライン潮風号 公式ホームページはこちら

関門連絡船

関門連絡船
関門連絡船

門司港まできたら、せっかくなので九州と本州の観光スポットを両方楽しんではいかがでしょう。門司港と下関を結ぶ関門連絡船なら所要時間約5分で気軽に移動できます。オープンデッキで潮風に吹かれて、美しい関門橋や巌流島など関門海峡の景色を楽しむ、束の間の船旅を楽しみましょう。

下関に到着すれば、お土産店や飲食店が並ぶシーサイドモール「カモンワーフ」がすぐそこです。港から徒歩圏内には人気の唐戸市場や水族館、遊園地もあるなど、さまざまな楽しみが待っています。晴れた日には関門海峡を眺めながら、ベンチに座ってコーヒーを飲んだり読書したりと、散策しながらゆっくり過ごすのもおすすめです。

【問い合わせ先】関門汽船 公式ホームページはこちら

素敵な雑貨やおみやげ探し

新海運ビル

新海運ビル
新海運ビル

JR門司港駅から歩いて2分ほどの場所にある「新海運ビル」は、1930年ごろ、海運会社の本社ビルとして建てられました。木造3階建てのビルは、ほとんど建築当時のままに残されているそう。門司港レトロでよく見られる赤煉瓦作りの重厚なたずまいとはまた違った雰囲気のレトロ感があります。

新海運ビル 休憩室
新海運ビル 休憩室

現在は、数多くの雑貨屋さんが入った「雑貨屋さんの聖地」としても有名です。入口の古びた集合ポスト、コードがむき出しになっている配電盤、軋む階段など、レトロ建築好きにはたまらないポイントがたくさん。そしてフォトジェニックなので、ぜひ、たくさん写真に収めてください。

定休日や営業時間などは各店舗で違いますので、ホームページやSNSなどで事前に確認しておくのがおすすめです。もし、お店が閉まっていても、誰でも休める休憩所などもあるので、レトロ建築探訪もかねて訪れてみてはいかがでしょう。

【施設名】太陽 新海運ビル
【住所】福岡県北九州市門司区西海岸1-4-16

旧大阪商船

旧大阪商船
旧大阪商船

オレンジ色のタイルと帯状の白い石でデザインされた外壁、そして八角形の塔屋が目を引く「旧大阪商船」。レトロな雰囲気を漂わせる木造2回建ての洋館は、1917(大正6)年に建てられた「大阪商船門司支店」を修復したものです。当時はアジアやヨーロッパの客船航路の拠点として、1階は待合室、2階はオフィスとして使われていました。

現在、1階には北九州市出身の漫画家・わたせせいぞう氏のギャラリーと、門司港をテーマに創作するクリエーターの作品を展示する「門司港デザインハウス」があります。オリジナルの食器やアクセサリーといったアート雑貨は、ここでしか買えないものなので、ぜひ足を運んでみてください。

また、オープンタイプのカフェ「マチエール」も併設されています。門司の街並みを眺めながらのティータイムにもおすすめ。ドリンクのテイクアウトもできます。

【施設名】旧大阪商船
【住所】福岡県北九州市門司区港町7-18
【利用時間】9:00〜17:00
【休館日】年中無休
【入館料】無料
【TEL】093-321-4151(門司港レトロ総合インフォメーション)

【施設名】わたせせいぞうギャラリー門司港
【定休日】年2回(展示入れ替えのため)
【料金】大人150円/小・中学生70円

港ハウス

港ハウス
港ハウス

「港ハウス」は、門司港レトロの跳ね橋を渡ってすぐのところにある観光物産館です。北九州の銘菓や新鮮な海産物などが並ぶお土産店、焼きカレーなどご当地グルメも販売するテイクアウトコーナーのほか、観光情報コーナーもあります。

北九州観光コンベンション協会直営の「北九州おみやげ館」も入っています。お菓子や、地酒、小倉織などの工芸品といったご当地産品が揃っていて、お土産探しにもぴったりのショップです。

【施設名】港ハウス
【住所】福岡県北九州市門司区東港町6-72
【営業時間】9:00〜18:00
【定休日】無休
※営業時間・定休日は店舗により異なります。
【TEL】093-321-4151(門司港レトロ総合インフォメーション)

海峡プラザ

海峡プラザ
海峡プラザ

港のすぐそば、門司港レトロの中心にある「海峡プラザ」は、焼きカレーや瓦そばなどのご当地グルメが味わえるレストランや、雑貨を販売するショップ、海産物店、お土産店などが並ぶショッピングモールです。

港町にふさわしい色んな国の雑貨や、バナナの叩き売り発祥の地・門司港ならではのバナナテイストのお菓子など、品揃えも豊富で、お土産探しが楽しめます。2階にはオリジナルのオルゴールを手作りできる工房もあります。

【施設名】海峡プラザ
【住所】福岡県北九州市門司区港町5-1
【営業時間】物販 10:00〜20:00、飲食 11:00〜22:00
【定休日】年中無休
※営業時間、定休日等は各店舗により異なります。
【駐車場】あり(有料)
【TEL】093-332-3121
【問い合わせ先】海峡プラザ 公式ホームページはこちら
※詳細情報は、公式ホームページにてご確認ください。

門司赤煉瓦プレイス

門司赤煉瓦プレイス
門司赤煉瓦プレイス

赤煉瓦が印象的な建物群が集まる「門司赤煉瓦プレイス」は、もともとは1912(明治45)年に建てられた「帝国麦酒株式会社」の工場施設で、当初は「サクラビール」と銘打ったビールを醸造販売していました。時代と共に「桜麦酒」「大日本麦酒」「日本麦酒」と社名が変更されました。そして2000(平成12)年まではサッポロビール九州工場として、門司の産業を支え続けてきたのです。

ビール製造の歴史には幕を閉じましたが、価値のある建造物群を後世に伝えるため、4棟の赤煉瓦施設を利用して資料館をはじめ飲食店やギャラリーがオープン。また、イベント会場として親しまれ、テレビや映画などの撮影舞台としても利用される、観光スポットとして生まれ変わりました。

旧サッポロビール醸造棟の前にあるコンテナのセレクトショップ「Naiz Rafiki (ナイズラフィキ)」には、アフリカ雑貨やアジア各地の工芸品、スペインなどヨーロッパの雑貨が揃っています。インテリアの1つとして、また大切な方へのプレゼントに選んでみてはいかがでしょう。

【施設名】門司赤煉瓦プレイス
【住所】福岡県北九州市門司区大里本町 3-11-1
【営業時間】門司麦酒煉瓦館 9:00~17:00
【定休日】門司麦酒煉瓦館 12月29日~1月3日
【料金】門司麦酒煉瓦館 大人100円/中学生以下50円
【TEL】
門司麦酒煉瓦館 093-382-1717
門司赤煉瓦倶楽部 093-372-0962
【問い合わせ先】門司赤煉瓦プレイス 公式ホームページはこちら

施設情報

門司港レトロ

【住所】福岡県北九州市門司区
【TEL】093-321-4151(門司港レトロ総合インフォメーション、9:00〜18:00 ※年末年始以外土日祝も受付 )
【駐車場】4ヵ所有り

【問い合わせ先】

  • 観光情報、団体ツアーに関するお問合せ
    門司港レトロ総合インフォメーション
    (受付時間 9:00〜18:00 ※年末年始以外土日祝も受付)
    TEL:093-321-4151
    FAX:093-332-8273
  • 門司港レトロに関するお問合せ
    門司港レトロ倶楽部
    (受付時間 平日9:00〜17:00 ※イベント等により変更の場合もあり)
    TEL:093-332-0106
    FAX:093-332-0109
    HP:http://www.retro-mojiko.jp/

アクセス情報

電車で行く場合

JR「博多駅」から在来線で約90分「門司港駅」下車

飛行機で行く場合

北九州空港を利用
  1. 北九州エアポートバス「小倉駅ノンストップバス」に乗り、JR「小倉駅」新幹線口で降車。 所要時間:約33分
  2. JR「小倉駅」から「門司港駅」行きの電車に乗ると到着。 所要時間:約15分
福岡空港を利用
  • 西鉄バスを利用
  1. 福岡空港から「福岡空港 〜 小倉行き」に乗り、JR「小倉駅」で降車。 所要時間:約1時間20分
  2. JR「小倉駅」から「門司港駅」行きの電車に乗ると到着。 所要時間:約15分
  • JRを利用

【在来線を利用】

  1. 福岡空港から地下鉄に乗りJR「博多駅」へ移動。 所要時間:約5分
  2. JR「博多駅」から「門司港駅」行きに乗ると到着。 所要時間:約1時間30分

【新幹線を利用】

  1. 福岡空港から地下鉄に乗りJR「博多駅」へ移動。 所要時間:約5分
  2. JR「博多駅」から「小倉駅」へ新幹線で移動。 所要時間:約16分
  3. JR「小倉駅」から「門司港駅」行きの電車に乗ると到着。 所要時間:約15分

フェリーで行く場合

名門大洋フェリーを利用 [大阪南港〜新門司間]
  1. 新門司からJR「門司駅」まで名門大洋フェリーの無料送迎バスに乗車。 所要時間:約20分
  2. JR「門司駅」から「門司港駅」行きに乗ると到着。 所要時間:約7分
阪九フェリーを利用 [神戸〜新門司間、泉大津〜新門司間]
  1. 新門司からJR「門司駅」まで阪九フェリーの無料送迎バスに乗車。 所要時間:約20分
  2. JR「門司駅」から「門司港駅」行きに乗ると到着。 所要時間:約7分
東九フェリーを利用 [東京〜徳島〜新門司間]
  1. 新門司よりJR「門司駅」まで東九フェリー提携の送迎タクシーが運行。(1人:310円) 所要時間:約20分
  2. JR「門司駅」から「門司港駅」行きに乗ると到着。 所要時間:約7分

車で行く場合

本州方面からのアクセス

本州方面からアクセスする場合は九州自動車道「門司港I.C.」で降りる。 一般道で門司港レトロエリアまで約5分で到着。

九州方面からのアクセス

九州方面からアクセスする場合は九州自動車道「門司I.C.」で降りる(門司港I.C.では降りることはできません)。 一般道で門司港レトロエリアまで約7分で到着。

北九州都市高速を利用の場合は「春日I.C.」で降りる。 一般道で門司港レトロエリアまで約5分で到着。

【詳しくはこちら】http://www.mojiko.info/about/access.html

よくある質問

どのぐらいの所要時間で観光できますか?

2〜3時間ほどでひと通り見て回ることができます。途中、立ち寄るスポットなど散策の仕方によっても変わりますので、時間に余裕を持たせた観光プランを練るのがおすすめです。

門司港レトロで開催されるイベント情報を知りたいのですが?

門司港レトロの観光情報、イベント情報などを発信しているサイト【門司港レトロインフォメーション】http://www.mojiko.info/spot/index.html にて確認できます。

観光するのにおすすめ時間帯はありますか?

美しい夜景が見られるスポットもあるので、夕暮れ時から夜にかけての時間はおすすめです。夕食に合わせて地ビールを味わうのもいいでしょう。

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