葛西臨海水族園とは?
東日本の水族館の中で最も人気のあるといわれる「葛西臨海水族園」は、葛西臨海公園駅の目の前にある、葛西臨海公園内に位置しています。
最大の見どころは、クロマグロの展示です。ドーナツ型の水槽の中をたくさんのクロマグロが泳ぎまわる様子が鑑賞できます。他にも、国内最大級のペンギンの展示施設や、大きなガラスドームなどがあります。
ここでは、東京の海から北極海まで、600種類を超える海の生き物たちに出会うことができます。さらに屋外では、川や渓流に生息する生き物たちも見られます。
また、参加無料のガイドツアーに参加することも可能です。館内を解説スタッフと一緒にまわりながら、生き物たちの神秘をより深く知ることができますよ。
このように、葛西臨海水族園の広い館内には多様な展示があり、すべてを見たい方は、時間を多めに確保するのがオススメです。参考までに、所要時間は、約1時間30分〜2時間程度を見込んでおきましょう。
見どころ
巨大なガラスドーム
水族館へ入場すると、見えてくるのが、地上30.7mの大きな大きなガラスドームです。ドームの下はエントランスホールになっていて、中央にはエスカレーターがあります。
ガラスドームの周辺には、人口波のある噴水池があるため、ドームが海の上に浮かんでるように見えます。水族館の周りにある海と馴染んで、美しい風景を堪能できます。
また、白いオブジェがヨットのように見えるスポットや、遠くに東京ディズニーリゾートを見つけられるスポットもあります。
シンボル的な存在のガラスドームの前は、絶好のフォトスポット。光と水が綺麗な特別な空間でインスタ映えも間違いなしです。
アクアシアター
水族園の順路の真ん中辺りでは、ドーナツ型の大水槽の中を力強く泳ぐクロマグロが展示されています。この水槽が取り囲む中心エリア「アクアシアター」から、間近にマグロを鑑賞することができます。椅子も完備されているので、のんびり眺めることも可能です。
常に泳きながら過ごすというマグロは、大きな水槽が必要なため、全国でも片手に収まるほどの水族館でしか見ることができません。マグロの泳ぐスピードにぜひ注目してみてください。
また、マグロをより学べる「水族園魚ッチングシート」もあります。このシートでは、マグロを始めに、海の仲間たちを観察する秘訣を知ることができます。水族館の公式ホームページからダウンロード可能で、また、園内の情報資料室でも配付されています。
ペンギンの生態
国内最大級のペンギン施設では、フンボルトペンギン、イワトビペンギン、フェアリーペンギン、オウサマペンギンが飼育されています。
大きなプールと岩場があり、水中を華麗に泳ぐ姿も、陸の上を可愛らしく歩く姿も両方見ることができます。また、ペンギンたちを上から眺めることも可能です。ペンギンをいろんな角度からいろんな表情を存分に楽しめます。
夏は、ミナミイワトビペンギンとオウサマペンギンの展示が中止になる場合があります。お出かけ前に公式ホームページで確認しておきましょう。
世界の海
太平洋から南極海まで、熱帯のサンゴ礁、極寒の海、暗い深海、いろんな海に生息する生きものたちにお目にかかれる「世界の海コーナー」。1階にあるこのスポットは、太平洋、インド洋、大西洋などのエリアごとに展示されています。
南シナ海の水槽内を存在感たっぷりに泳ぐ魚は、「タマカイ」。ハタの仲間で、口の中には小さな歯がびっしりと並んでいます。同じ水槽には、ナポレオンがかぶっていた帽子に頭の形が似ている「メガネモチウオ」もいます。「ナポレオンフィッシュ」とも呼ばれるこの魚は、鮮やかな青色の体も特徴です。
他にも、オレンジの縞模様が可愛い「カクレクマノミ」や、他の魚を掃除する「ハワイアンクリーナーラス」などを見ることができます。
東京の海
東京湾や小笠原、伊豆七島の海の仲間達を展示している「東京の海コーナー」。ここでは、アマモという水中の植物が生い茂る環境や、隠れる場所が少ない干潟など、それぞれの環境を再現した水槽が並んでいます。
2階では、水槽を上から眺めることができたり、水族館の目の前にある「西なぎさ」にいる生きものなども見られます。
ここまで紹介してきた以外にも、魅力的な生きものたちはたくさんいます。
例えば、深海のお掃除屋さん「ジャイアントアイソポッド」も鑑賞できます。別名「ダイオウグソクムシ」と呼ばれ、ダンゴムシの仲間で一番大きいです。「深海の生物2」の水槽にいます。
また、世界一大きなカニ「タカアシガニ」や、自由自在に泳ぐ「アカシュモクザメ」、口がストローのような「ウィーディシードラゴン」なども見ることができます。
ギフトショップ アクアマリン
2階にある「ギフトショップ アクアマリン」では、展示されている生きものたちのグッズが販売されています。クリアファイル、ノートなどの文房具や、雑貨やお菓子などお土産に最適です。
可愛いらしいぬいぐるみも。同じサメでも、ニューメジロザメ、アカシュモクザメ、タイガーシャークなど、種類が豊富。もちろん、人気のマグロやペンギンなどのぬいぐるみもありますよ。
葛西臨海公園
水族園と同じ敷地内にある「葛西臨海公園」。東京湾に面し、「緑と水と人のふれあい」をテーマにしたスポットで、約78万平米と広大です。
水族館の他にも、大観覧車や宿泊施設がある「芝生広場ゾーン」、野鳥の自然観察ができる「鳥類園ゾーン」、水遊びで賑わう「人工渚」などがあります。
広い芝生でのんびりしたり、海沿いで夕日を眺めたりと、思い思いの時間が過ごせそうなスポットです。
クリスタルビュー
展望レストハウス「クリスタルビュー」は、東京湾を一望できるスポット。名前の通り、クリスタルのような全面ガラス張りの建物です。どの方向も見渡せるため、海だけでなく、公園内も望めます。
建物内には、展望デッキはもちろん、カフェや展示コーナーもあり、一休みするのに、おすすめです。※令和3年9月から令和4年5月(予定)まで改修工事のため閉館中
また、クリスタルカフェは、海辺で楽しめるカフェ&BBQをコンセプトにしていて、テイクアウトも可能です。
ダイヤと花の大観覧車
高さ117m、約17分の空中散歩ができる「ダイヤと花の大観覧車」は、東京スカイツリーや富士山などの関東の名所を見て楽しめるスポットです。レインボーブリッジや、アクアラインの海ほたる、房総半島も見つけることができ、夜になると幻想的な夜景を堪能できます。
窓口に水族館のチケットを提示すると、観覧車の利用料金が1割引になります。
観覧車の他に、園内をのんびり一周する「パークトレイン」や、イルカのボートに乗るアトラクション「マーメイドパラダイス」、いろんなゲームで遊べる「シーサイド ファンタジアハウス」などがあります。
「ダイヤと花の大観覧車」公式ホームページ:http://www.senyo.co.jp/kasai/index.htm
施設情報
基本情報
【営業時間】9:30〜17:00(入園および入園券・年間パスポートの販売は16:00まで)
【休館日】
水曜日(水曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日)
年末年始(12月29日 〜 1月1日)
※水曜日でも開園する場合があります。公式ホームページでご確認ください。
【入園料】
一般:700円/65歳以上:350円/中学生:250円
小学校6年生まで、都内在住・在学の中学生(生徒手帳持参):無料
身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方:無料
【住所】東京都江戸川区臨海町6-2-3
【駐車場】葛西臨海公園駐車場 24時間 181台(うち身障者用18台)
【公式ホームページ】http://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/
アクセス情報
【電車を利用する場合】
- JR京葉線「葛西臨海公園駅」下車後、徒歩約5分
- 東京メトロ東西線「葛西駅」または「西葛西駅」下車後、都バスに乗り換えて「葛西臨海公園」下車、徒歩約5分
【車を利用する場合】
- 首都高速湾岸線「葛西IC」下車後すぐ
よくある質問
- ベビーカーはレンタルできますか?
-
ベビーカーのレンタルはありません。
- 施設内に授乳室はありますか?
-
本館2階にあります。
- 離乳食を温めるために、電子レンジを借りられますか?
-
レストラン(本館1階)で対応可能です。
- 車いすはレンタルできますか?
-
はい、無料で利用できます。先着順の貸出しとなっています。受付は、正門、売改札ゲート、案内カウンター(本館2階)です。返却する場所も、同じです。
- ペットと一緒に水族館を楽しめますか?
-
ペットは一緒に入場することができません。補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)は入場可能です。