【深大寺の観光情報】パワースポットで蕎麦を堪能!御朱印や御守り/厄除けについての情報も満載

目次

深大寺とは?

東京都のほぼ中央にある調布市の北部、雑木林の多い武蔵野の雰囲気を今も感じられる場所にある深大寺は、奈良時代に開かれたという歴史の古いお寺です。満功上人(まんくうしょうにん)によって開かれた法相宗(ほっそうしゅう)のお寺でしたが、のちに天台宗に改められました。

本堂におかれたご本尊の宝冠阿弥陀如来像は鎌倉時代前期に造られたものです。釈迦堂にある釈迦如来像は、飛鳥時代後期の白鳳期に造られたという東日本最古の仏像で、国宝に指定されています。

鎌倉時代に造られた元三大師(がんざんだいし)像は、2メートル近くもある巨大さ。秘仏として元三大師堂に置かれています。江戸時代、深大寺は元三大師信仰の場としてにぎわうようになりました。元三大師が鬼の姿になったという角大師(つのだいし)が描かれたお札は魔除けのお札として知られていることから、深大寺は厄除け・魔除けのお寺として有名です。

合わせて、開祖の満功上人の父と母の恋物語の伝説も残されています。水の神である深沙大王(じんじゃだいおう)によって縁が結ばれたとのことから、縁結びのお寺としても知られています。山門前の参道を西に向かって歩くと境内の端にある深沙堂に秘仏としてまつられています。

境内には他にもお堂が点在していて、句碑や歌碑も置かれています。また、境内と周辺はナンジャモンジャの木やシダレカツラ、キンモクセイなどの木も見られ、自然豊か。また、参道には雰囲気のあるお店が立ち並んでいて、深大寺名物のそばや甘味などのグルメも味わうことができます。

見どころ

昔懐かしい雰囲気の町並みをのんびり歩いてみる

深大寺を訪れるのなら、最寄りの駅からのバス利用が便利ですが、JR調布駅からは歩いて向かうこともできます。途中、「天神通り商店街」を通れば、鬼太郎や目玉おやじ、ねこ娘、一反もめん、ぬりかべといった「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの妖怪たちのモニュメントがいたるところで見られます。調布駅から約25分ほどで深大寺に到着です。

参道の食事処や甘味処、お土産店などが並ぶ様子は、どこか懐かしい和の雰囲気です。深大寺名物のそばが食べられるお店は特に多く、20店舗以上あります。店内で食事や甘味を楽しむのもいいですが、参道のお店でまんじゅうやお団子を買って長椅子に腰掛けて食べながら、周りの自然をのんびり眺めるのもいいですね。また、深大寺を訪れた記念にお土産を探しながら歩くのも楽しいでしょう。

深大寺は「だるま市」が有名です。例年3月3日・4日の2日間で開かれ、縁起物として知られるだるまがたくさん並べられることから、多くの人で賑わいます。その時期以外でも1年を通じて周辺の店舗では、だるまが販売されいます。ユニークなだるまグッズなどを販売しているお店もあるのでチェックしてみてください。

そして、境内には湧水スポットも2つあります。1つは山門の東側80メートルほどの不動堂のところにある「深大寺不動の滝」。そして、深沙堂の後ろにある泉で、3ヵ所から清らかな水が湧き出ています。深大寺がこの地に開かれた伝説にもかかわるスポットです。湧水からの水が参道のいたるところに流れていて、木々の緑とともに清々しさと癒しをくれます。

深大寺名物のおそばを味わう

江戸時代、深大寺周辺は、米作りに向かない地だったことから、そばが作られるようになりました。近隣の農家から納められたそば粉を使って、寺でそば打ちをしておもてなし料理としてふるまったのが、深大寺そばのはじまりと言われています。

現在、深大寺周辺には20軒以上ものそばのお店があります。1,000円以内のリーズナブルな定食から豪華なコースなどメニューも様々です。外席が設けられているお店も多く、鳥の声や境内を流れる水の音を聞きながら、ゆったりと食事を堪能することもできます。

「深大寺ビール ピルゼン」「深大寺ビール ミュンヘン」といったここでしか味わえない地ビールも人気となっているので、そばと合わせて楽しむのもいいですね。

そば粉を使った甘味を販売しているお店もあります。甘味処「あめや」は、そばぱんを販売している人気のお店です。中の具材は定番のあんこのほか、惣菜を挟んだものもあるので、お好みでお選びください。そばまんじゅうや草もちなども販売しています。頬張りながら境内を歩くのも深大寺ならではの楽しみでしょう。

水木しげる氏ゆかりの地で出会える鬼太郎や妖怪たち

調布は妖怪たちが活躍する漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の生みの親である、漫画家の水木しげる氏が半生を過ごした地です。この地で数々の水木作品が誕生しました。鬼太郎をはじめとする妖怪たちが街のあちこちで見られます。深大寺を訪れるのなら、ぜひ参道の途中にある「鬼太郎茶屋」で妖怪ワールドを楽しみましょう。

入口では鬼太郎とねずみ男がお出迎えしてくれます。1階の「妖怪ショップ」では、ここでしか手に入らない限定妖怪グッズも販売されています。「妖怪喫茶」では妖怪たちをモチーフにした色々なオリジナルメニューが提供されています。食材にもこだわっていて、水木氏の生まれ故郷である鳥取の食材が多く使われています。

1番人気は一反もめんの寒天がかわいい「一反もめんの茶屋サンデー」。上にのせられたクッキーには妖怪の絵か水木氏の名言が書かれています。シロップは黒蜜か抹茶をお好みで選べます。

妖怪ラテアートが楽しめる「ゲゲゲラテ」は、鳥取県産の濃厚な牛乳を使っていて、4種類の絵柄の中から選べます。

他にもぜんざいに目玉もちを浮かべる「目玉おやじの栗ぜんざい」は、まるで目玉おやじが茶碗風呂に入っているかのよう。ぬりかべの形のこんにゃくを甘味噌煮付けて食べる「ぬり壁のみそおでん」などもあって、目で見て食べて楽しめます。

2階には水木しげる氏のプロフィールの紹介や貴重な妖怪画、フィギュアなどが展示されている「妖怪ギャラリー」があります。まずは靴を脱いで、妖怪ポストに入場料(100円 ※未就学児は無料)を入れてから階段を上がりましょう。展示されている妖怪日本地図を見ながら、自分の出身地の妖怪を探してみるのもいいですね。窓辺には「癒しのデッキ」もあります。飲食はできませんがゆっくり座って、深大寺の緑豊かな景色を眺めることができます。

インパクト大!深大寺限定の御朱印や御朱印帳

通常の御朱印は、御本尊の阿弥陀如来にちなんだ「無量寿 御朱印」、東日本最古の国宝仏である釈迦如来像にちなんだ「国宝白鳳仏 御朱印」、そして鬼の姿となった魔除けの角大師(つのだいし)の姿の印も押されている「元三大師(がんさんだいし)御朱印」の3種類となっています。

また、2033年には開創1300年を迎えることから、毎月17日限定で「深沙大王(じんじゃだいおう)御朱印」もいただくことができます。水の神で縁結びにご利益のある深沙大王の姿が描かれた御朱印は、見た目にもインパクトがあります。こちらは、書き置きのものが授与されます。

御朱印をいただくのなら、深大寺限定の御朱印帳も合わせていただくのもおすすめ。表紙は西陣織で、表には深大寺山門、裏面には国宝の白鳳仏が描かれています。諸説ありますが、神社とお寺では御朱印帳を分けたほうが良いとも言われています。普段、神社巡りを楽しんでいる方も、この機会にお寺用の御朱印帳として求めるのもいいですね。

深大寺施設情報

基本情報

【住所】東京都調布市深大寺元町5-15-1
【TEL】042-486-5511
【総合受付】深大寺 寺務所
TEL:042-486-5511(対応可能時間 9:00〜17:00)
FAX:042-483-6969
【祈願受付】
深大寺 元三大師堂
FAX:042-482-3032
※電話連絡の際は寺務所にて対応
※祈願時間・受付時間の詳細は、公式ホームページにてご確認ください。
【公式ホームページ】https://www.jindaiji.or.jp/

アクセス情報

【公共交通機関(電車・バス)で行く場合】
電車で深大寺最寄りの駅に向かい、バスに乗り換えます。主な最寄り駅は4つです。

京王線 調布駅(中央口)

  • 深大寺行き「深大寺」下車徒歩約1分
  • 吉祥寺行き「深大寺小学校前」下車徒歩約5分
  • 杏林大学病院行き「深大寺小学校前」下車徒歩約5分
  • 吉祥寺行き「深大寺入口」下車徒歩約8分
  • 三鷹駅行き「深大寺入口」下車徒歩約8分
    ※調布駅から深大寺までは、歩いて約25分で行くこともできます。

京王線 つつじヶ丘駅(北口)

  • 深大寺行き「深大寺」下車徒歩約1分

JR吉祥寺駅(南口)

  • 深大寺行き「深大寺」下車徒歩約3分
  • 調布駅中央口行き「深大寺入口」下車徒歩約3分

JR三鷹駅(南口)

  • 深大寺行き「深大寺」下車徒歩約3分
  • 調布駅中央口行き「深大寺入口」下車徒歩約8分

【車で行く場合】

  • 中央自動車道・国道20号を府中方面から
    (1)調布ICを下車、国道20号を新宿方面に直進(約0.5km)
    (2)「下石原交番前」交差点を左折して武蔵境通りを直進(約1.3km)
    (3)「深大寺入口」交差点を右折して0.5km程
  • 国道20号を新宿、環八、仙川方面から
    (1)国道20号「下布田」交差点を右折して三鷹通りを直進(1.3km)
    (2)「深大寺小前」を左折して0.5km程

よくある質問Q&A

駐車場はありますか?

境内にある駐車場は、法事、車両祈願の方のみが利用可能となっています。それ以外の場合は、深大寺周辺にある有料駐車場を利用しましょう。

お手洗いはありますか?

境内と周辺に3ヵ所あります。それぞれ、南門、翠子地蔵、そば守観音の近くとなっています。

鬼太郎茶屋の営業時間は?

【営業時間】10:00〜17:00
※「妖怪喫茶」 16:30 ラストオーダー
※「妖怪ギャラリー」最終入場 16:45
【定休日】月曜日
※祝祭日の場合は翌日に振替
【TEL】042-482-4059

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