チームラボプラネッツ TOKYO DMM 豊洲とは?
2016年に2ヵ月限定開催し大盛況で終わった「DMM.プラネッツ Art by teamLab」。こちらがアップデートされ「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM」として2027年末まで東京都豊洲で限定オープンしています!五感を使って感じるデジタルアートが楽しめるとあり、外国人観光客からも注目されています。
大きな建物内には、それぞれ楽しみ方や特徴が異なる作品が展示されており、順番に回っていく形で楽しめます。中は通路も含めて全体的に薄暗く、迷路のようにこれから何が起こるのだろうとドキドキワクワクするような空間が待っています。
今回、編集部が期間限定含む全作品を体験してきたので、見どころや全力で楽しむためのポイントをご紹介します!
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編集部体験レポート
デジタルアート作品は10つありました。全て順番に見どころをお伝えします!
早速入場!
チケットをかざしてゲートを通ると、まずはモニターで注意事項や入場後の流れなどの説明を受けます。終了後はロッカーへと案内されます。
ロッカーは1人ひとつ使用できます。デジタルアート作品は全て体験型。脚が水に浸かる作品もあるので、靴と靴下もここで脱ぎ裸足になります。
上着、鞄、貴重品、ポケットの中身も落としたら危険なのでしっかり確認して、ロッカーに預けた方が安全です。
写真撮影はできるので、編集部は最小限の荷物としてケータイだけ持っていきました!鍵はブレスレットのように腕につけることができます。
館内は「Water Area(ウォーターエリア)」と「Garden Area(ガーデンエリア)」に分かれているので、まずWater Areaの作品から進んでいきます。
「坂の上にある光の滝 / Waterfall of Light Particles at the Top of an Incline」
薄暗い道を進んで行くと、水が流れる坂が現れます。流れてくる水と少しデコボコした地面を脚で感じながら進み、チームラボの世界へ飛び込みます!
坂を登ると神々しくキラキラと光る滝が現れます。まっすぐと一直線に注がれており、何かを訴えかけているような風貌です・・・
一度ここで足を拭きます。タオルが用意されているので安心◎ここで作品の詳細も見ることができますよ。
「やわらかいブラックホール – あなたの身体は空間であり、空間は他者の身体である」
こちらの作品の中へと一歩踏み入れると足が沈み込んでいき、上手く歩くことができません・・・!時には手も使って前へ進んでいきます。
空間自体は真っ黒で本当にブラックホールのよう!全体的に布素材で凹凸になっており、囲まれている壁もモチモチとしています。
「The Infinite Crystal Universe」
全面鏡張りの空間に無数のライトが輝く、幻のような空間。SNSなどでも話題のフォトジェニックな作品なので、多くの人が撮影していました!
無数のLEDライトは音ともに様々な変化を見せてくれて、暗闇になったと思えば星空のように小さな光や眩しいほどの明るさになったり、グラデーションカラーになったりと、デジタルアートならではの変化に富んだ作品です。
ライトの配置が動線となっていて、自分自身が万華鏡の中に迷い込んだかのような錯覚に陥ります・・・無限の空間が広がっているかのようでとても美しいです!
全面鏡張りなので服装には要注意です。
奥の空間には、作品の光を操作できるモニターがあります。
好きなアイコンを選び、上へスライドさせると光が変化します。チームラボのアプリでも操作できるので事前にインストールしておくのもオススメです!
【チームラボのアプリ】https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/#app
ちなみに、このモニターのある空間は手前側が暗いので、このようにシルエットの写真も撮れちゃいます!楽しくてついはしゃぎすぎました(笑)
皆さんも試してみてくださいね。
「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング / Drawing on the Water Surface Created by the Dance of Koi and People – Infinity」
無限に広がる水面に鯉が泳ぎ、鯉が人々にぶつかると花となって散っていく作品です。少し濁ったプールに膝下まで水に浸かって楽しみます。
編集部は、春限定の桜の作品を体験しました!鯉が桜の花に変化して散っていく場面は見飽きることがありません。
一定時間が経過すると雰囲気がパッと明るく変化し、人に反応して泳ぐ鯉の軌跡が線となって現れます。無限にカラフルな世界が目の前に広がり、感動しました!
Matter is Void – Fire
また、上でご紹介した作品の中にある小部屋に、もうひとつ作品があります。出口かと思いきやという場所にあるので、隠れ作品といえそうです。
こちらはミュージシャン・作詞家・クリエイターとしても知られるGrimes(グライムス)による、ニューヨークのタイムズスクエアなどでも展示された作品だそう。
鯉と花の作品とは雰囲気が全く異なり、静かで狭く、暗い空間に文字が映し出されています。椅子が設置されていて、こちらもシルエットの写真が撮れます。
「意思を持ち変容する空間、広がる立体的存在 – 自由浮遊、平面化する3色と曖昧な9色 / Expanding Three-Dimensional Existence in Transforming Space – Free Floating, Flattening 3 Colors and 9 Blurred Colors」
次の作品は、無数のバルーンが自由に浮遊し人にぶつかり、また誰かがバルーンを弾き、新しい動きが生まれる・・・そんな空間です。
時間や人々が触れることで色が変化していき、赤・緑・黄・青など、その中間のグラデーションがとても美しく見とれてしまいます。ここも鏡張りになっています。
カラフルで柔らかいバルーンは触れていて楽しいですし、はしゃいでいるお子さんもいらっしゃいました!
「Floating in the Falling Universe of Flowers」
全てのものが動き続け、季節が変わり、変わることのない自然を表現しているかのような空間です。春夏秋冬の花々が一定間隔で舞っていき、時折、草や大きな花が現れます。こちらの作品でも春限定の桜が見られます!
寝転んだり座ったりと好きな体勢で、空間いっぱいの満開の桜を楽しめました!
「呼応する小宇宙の苔庭 – 固形化された光の色, Sunrise and Sunset / Moss Garden of Resonating Microcosms – Solidified Light Color, Sunrise and Sunset」
続いて、Garden Areaの作品へと向かいます。
この作品は半屋外にあるので、貸出用のサンダルを履いて向かいます。※スリッパは消毒済み
日中と日没後で様子が変わる「Ovoid」という卵形体のオブジェクトが敷き詰められた苔の庭園です。編集部は日中に行きました。雨上がりだったので本物の苔の香りをはっきりと感じ、ツヤっと輝くOvoidが何とも言えない空間を生み出していました。Ovoidは鏡のようになっているため、日の出と共に周りの世界を映しはじめます。
雨風、作品を鑑賞する人々のふるまいも作品の一部になります。風や人が押したりすることで倒れると、音を鳴らし起き上がります。
Ovoidは「固形化された光の色」と名付けられた新しい概念の色、61色で変化していくのだそう。日没後の作品も見にいきたいです!
※日中と日没後で作品の内容が変わります。作品が輝くのは日没後になります。
※小雨の場合は鑑賞いただけます。台風などの強風を伴う強い雨の場合は公開を中止する場合があります。
「Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体 / Floating Flower Garden: Flowers and I are of the Same Root, the Garden and I are One」
再び屋内へ。
こちらは全面鏡張りの空間に、本物の花々が立体的に埋め尽くされた作品です。天井から降るように飾られている花々は、人がいる場所では上に移動していき、新たな空間が生まれていきます。花の塊の中を自由な方向にゆっくりと歩き回り楽しむことができます!
この作品の花々は全てラン科の花々になっています。ランは特定の昆虫との共進化の例で知られており、パートナーの昆虫の行動する時間に合わせて香りが強くなることから、作品空間の香りも朝・昼・夕・夜と変わっていきます。
編集部もランの甘い香りを感じることができました!香りと共に自然を感じることのできる作品です。
「空から噴き落ちる、地上に憑依する炎 / Universe of Fire Particles Falling from the Sky」
館内の作品は以上なのですが、実は入場口前にも作品があります。
空から炎が降ってきているような作品になっており、降ってきた炎の上に立つと炎の形が変化していきます。
専用のアプリ( Distributed Fire )を持って作品の炎に近づくと、スマートフォンに炎が灯り、作品を持ち帰ることができます。
それを他の人のスマートフォンに近づけると同じような炎が灯り、炎を繋ぐことができるんです!
フラワーショップとヴィーガンレストラン
敷地内には、作品の「Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体」で咲いていた多種多様のランを販売するフラワーショップ、「teamLab Flower Shop」があります。オリジナルグッズも販売されています。
また、ヴィーガンの方でも楽しめる「Vegan Ramen UZU Tokyo」というレストランも併設。醤油、味噌の2種類のヴィーガンラーメンの他にヴィーガンアイスクリームもいただけます。
春限定で、桜を思わせるピンク色が可愛らしい「ピンクグレープフルーツトンカビーンズ」のフレーバーが登場していますよ!甘酸っぱい酸味とバニラビーンズに似たトンカ豆ビーンズのフローラルな香りを合わせた一品です。
レストラン前には「空と火のためのロングテーブル」があります。鏡のテーブルには「空から噴き落ちる、地上に憑依する炎」と空が映し出されます。食事の際もアートを楽しむことができますよ!
唯一無二の素晴らしいアート体験をすることができ、とても楽しかったです。これからもチームラボが見逃せません!
楽しむための注意点とポイント
荷物はロッカーへ!身軽な格好で楽しもう
ロッカールーム利用時はコインは必要ありません。
作品には、水に浸かるものや体を動かすものもあるので、写真撮影をする方はカメラやケータイのみ所持して他は置いていきましょう!カメラやケータイを落とすのが心配な方は、ストラップを付けておくと安心です◎
また、裸足で楽しむ作品がほとんどなので、靴と靴下も脱ぎロッカーへしまいます。ストッキングなど履いている方もここで脱ぎます。
ロッカーのサイズは以下です。
・幅25cm × 奥行40cm × 高さ50cm
・幅25cm × 奥行40cm × 高さ75cm
上記を超えるサイズの手荷物は預けることができません。スーツケースなどはベビーカー置き場にてワイヤー錠をつけて管理となります。
捲れないズボンやスカートを履いてきてしまったら?
作品によっては膝下あたりまで水に浸かります。また、床が鏡張りの作品が多いのでスカートは危険です。
もし捲れないズボンやスカートを履いてきてしまった場合は、ハーフパンツを無料でレンタルすることもできます。サイズはXS〜6Lまで用意があります。帰る時は返却も忘れずに♪
子どもとの楽しみ方
赤ちゃんをお連れの方は、抱っこひもなどを装着して入場できます。施設のお手洗いにはオムツ台の用意もあり、授乳や休憩をご希望の際は館内の救護室を利用できます。また、ベビーカー置き場もあります。
小さなお子様は濡れてもいい服装、または着替えを持参しましょう!
その他館内での注意・禁止事項
暗いエリアや強い光のエリア、水のエリアなど、様々な作品体験での注意・禁止事項はこちらのページをご確認ください。
【ヘルプ】https://teamlabplanets.dmm.com/help
施設情報
開催期間
2018年7月7日 – 2027年末 開催
営業時間
◆teamLab Planets TOKYO DMM
全日 9:00 – 22:00
※最終入館は閉館の1時間前
※入場時に30分〜90分ほどお待ちいただく場合がございます。
※売り切れの場合、現地の券売機でも購入できません。
◆Vegan Ramen UZU Tokyo
◆teamLab Flower Shop & Art
全日 10:30 – 19:00
【休館日】
あり
※詳細は公式サイトまたは直接施設へご確認をお願いいたします。
チケット
【チケット情報・価格】
※2023/07/18時点
- 大人(18歳以上) 3,800円
- 中学生・高校生 2,300円
- 小人(4歳~12歳) 1,300円
- 3歳以下 無料
- 障がい者割引障がい者手帳をお持ちの方 1,900円
※「中学生・高校生」は、チケットで入場いただく際身分証の提示が必要です。
※詳しいチケット情報は公式サイトにてご確認ください。
アクセス
電車で行く場合
- 新豊洲駅より 徒歩1分(ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線)
- 豊洲駅、ららぽーと豊洲より 徒歩10分(東京メトロ有楽町線)
- 市場前駅、豊洲市場より徒歩5分(ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線)
車で行く場合
会場専用の駐車場はありません。
平日限定で、チームラボプラネッツの当日のチケットをアーバンドック ららぽーと豊洲で提示すると、駐車券へ1時間分のサービスが付与されます。
自転車で行く場合
入口の右手側(豊洲駅側)に駐輪場があります。